吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

本音

2017年12月11日 06時16分08秒 | 日記
 現在、インフルエンザワクチンが枯渇している。不定期に10バイアル程度が入荷されるに過ぎない。
 毎日、クリニックには「本日は入荷していますか?」という問い合わせが殺到している。これだけ行き渡っていない状況をみると、本当にワクチンのありがたみを感じる。
 ところがなんとなく「ン?」と感じてしまうことがある。
 入荷しているのを電話で確認するや、家族全員でどっと来院される。そして中には3歳未満の子供もいることもある。
 通常3歳以上は0.5mlの注射であるが、3歳未満は0.25mlの半量なのである。1バイアルには1ml入っているので1バイアルで2人分賄える。
 しかしその中に1人3歳未満児がいると0.25ml余ってしまう勘定になる。開封したバイアルは24時間以内に使い切ることになっているので24時間以内に別に3歳未満児がもう一人来院すればいいのだが、3歳未満の子供を連れてくる家族は多くない。
 となると、余った0.25mlは破棄、つまり捨てることになる。こんなに供給が追い付かないのにもかかわらずわずかではあるが破棄するワクチンがでると、がっかりするのである。
 お願いできないけど、う~ん3歳未満の子供にインフルエンザワクチン注射をするときは偶数人数できてくれるとありがたいのだが。