吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

富岡八幡殺人事件

2017年12月15日 05時44分20秒 | 日記
なんともまあ宮司が元宮司である弟に切り殺されるという凄惨な事件が起こった。容疑者である弟は自殺したが、なにやら怪文書か遺書かわからぬものを残している。それには自分の息子を宮司にしなければ「自分は怨霊としてこの世に留まり、阻止した者、およびその者の孫子末代まで祟ってやる」と記しているのである。

 富岡八幡は有名な神社である。そこの宮司、つまり祭司にそう言われれば、通常の一般人に言われるよりもずっと恐ろしいのである。お祓いをしてくれるのが祭祀者であろうが、その者が怨霊になってやるって・・・これはかなり恐怖の脅迫である。しかも自分は自殺しているのだから、計画的であり、しかもこの文面をより一層おどろおどろしくさせているのである。
 この容疑者は、かなり金遣いが荒く、父親から勘当された身である。神職につく者の私生活があれていては問題があろう。
 それが原因で勘当されたことを棚上げにしてなお、関係者を恨むというのは訳が分からない。それにしてもものすごい、おそらく史上最強、空前絶後の脅迫文である。
 こんな話はドラマの世界だけじゃなかったんだ。とにかく気味が悪い。