きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

若年アルツ

2014-02-03 | 息子keke
毎週土曜日の夜に「明日はドライブに行くから。」と宣言をしながらも、また今日も行けなかった。

寝床の中で「今日はいったいどこまで行くの?」と自問自答すると、海も都会ももう一度行ってみたいような気もするけれど、そこにたどり着くまでのエネルギーがイマイチ出て来ない。
昨日はそのためにガソリンを満タンにしたのに。
私はいったいどうしてしまったんだろう?!

「情熱はいつか消えるものだよ。」と私は言う。
kekeは何の感想も無く黙っているので、「だからね、恋愛もいつかは冷める。分かった。だってもう車に対する熱が冷めているのだもの。」と私は続けると、「やっと冷めたのか。」とkekeは言う。

「それともこれはウツの症状なのだろうか。」と言うと、kekeは「うつ病をバカにしないでください。」と言う。
もっとウツ病は深刻なものである、アンタのはどう見ても違うだろうと言う。


いったい私は何に向かって生きているのだろう。

夕飯時に見ていたTVは久本雅美とオードリーの若林が司会をしている「アルツハイマー病」の紹介であった。脳の状態や原因の他、予防に効果的なことなどやっていて、真剣に最後まで見る。

「桜、ネコ、電車」をあとで尋ねますので覚えておいてください、と言われ、私も画面を前に真剣に覚える。本を読んだり、歌や楽器、カラオケも予防に効果があるそうで、これからも継続していきたい。

人と話をすることも良いそうである。
今は職場に行けばイヤでも誰かと話をすることになるので良いが、仕事がなくなったらかなりやばい。
「私、このままだとやばいかも」と言うと、kekeも「たぶんやばいね」と言う。

続けて「アンタ本人はいいんだよ、周りが困るんだ。」とkekeは言う。
分かってる。だから、これから、真剣に、どうにか予防したい。


そう思ったのも、実は取引先の方で「ちょっと若年アルツでは?」とウワサされている人がいるのである。
まだ決定的ではないから、ちらほらウワサの域を出ないのだが、本人は気づいていない。でもやはり渡した書類を忘れていたり、他にもいろいろ「あれ?」と思うことがたびたびあってウワサされている。少し偉い方なので家族で無ければハッキリ指摘できず、しばらくこのままでおられると思われる。

そして、その物忘れ具合が、他人事とは思えないのだ。
割と私のボケ具合と共通項があるのである。
会うたびにまざまざと顔を見る。いたって普通のお顔である。

なので昨日の晩は、食い入るように番組を見てしまった。
後半では、若年アルツハイマーの奥さんとそれを支える旦那さんのドキュメンタリーである。頼る所が何もない私をますます不安にさせる。

「アンタ本人はいい、困るのは周り」
kekeのするどい言葉がこだまする。