母校の文化祭に行ってきたG子から電話があった。
何棟が変わっただの、食堂が変わっただの、あれこれ言っていたけれど、私はもう何もかもほとんど忘れていたのでまったくイメージが出なかった。
一人だけ、誰それ先生覚えてる?と言われ、そう言えばいたよねぇと言うと、その先生だけ残っていたそうだ。その先生がIちゃんのことだけ覚えていて、渡してほしいものがあると言われて、それがあって電話したんだよ、まだ電話通じてたの、と言い、またそこからいろんな友達が広がったそうで、そのうちみんなで会おうって言ってるんだ、と言う。
「takeちゃんはこの前会いに行こうとしたのに用事があるって断られたことも話したよ。」
(私の父が亡くなった後、G子やM君は「sakeちゃんが仲良しだったtakeちゃんの田舎までsakeちゃんと連れて行こう!」という計画をたてたが、takeちゃんの方から忙しいからと断りの返事があったそうである。)
この話の流れで、たぶんG子は「sakeちゃんも誘っても来ないかも」と言う話をしてるんだろうな、と想像した。
「私もtakeちゃんもあまり昔を懐かしいとか思わないんだよね。」
「どうして?」
「なんでなんだろう・・・?」
・・・なんでなんだろう?
「なんでなのかなぁ・・もうそんな昔のこと、ほとんど覚えてないんだもの。」
でも今時点の私としては、話があったらいっぺんは顔を出してみようかなと思ってる。高校の同窓会も最初は行きたくなかったが、行ってみたら久しぶりで案外楽しかった。
でもそこでも「懐かしい」という感情はほとんどなかった。
そこにいる高校の同級生は、改めて今私の目の前にいる昔知り合いだった人達。昔の話になっても私はほとんど思い出せないのだ。この前は楽しかったからまた来年も行くけれど、その先は分からない。
たぶん当時「青春」してなかったから覚えていないのだろうな、と一人結論を出した。
私はこの前の日曜歩いたんだよ、往復で1時間以上歩いたという話をすると、G子はウォーキング行きたい!と言いながら、でも今度のは行けないの、妹の法事でねと言い、今でも妹が居た病院の前を通ると涙が出るよ、またきっと泣くだろう、もう会えないんだよ、いろんなこと思い出すよ、と言う。
私は父が亡くなってまだ1年しか経ってないのに、もうどこか雲の上の話になってしまった。さりとて、父を忘れたわけではないし、好きだったことも変わりない。
でも、会えないことも自然に私の中に取り込まれてしまった。まるでとっくの昔からそうだったかのように。。。
親と姉妹は違うのかな?
分からない。想像つかない。
G子は「今日は娘が遅いんだ」と言い、いつものように「いい人いないかなぁ」と言い、ペットでも飼いたいと言う。
sakeちゃん、そう思わない?と言うが、私は育児ですら放棄したくなったことが何回もあったので、今から何かの命を育てようと言う気がまったくない。会社の鉢植えすら(枯らすから)苦手なのだ。
命あるものが苦手なのかもしれない。
(でもそんな自分を否定もしない。感情ってあればいいってものでもないと思うから。何も感じないことも今まで生きてくる上では大切だった。)
G子は相変わらずかみあってこない私を怪訝に思いながら、「もう10時だ」と言って、私が早寝なのを知っているので電話を切るね、と言う。
黒酢豚を作ってみた。
薄切り肉ではないし、材料も違うのだけど、ケンタロウのレシピを参考にしてみた。
私はおいしいと思ったが、kekeは何か違うと言う。自分ではおいしいと思うので、何をどう替えればいいのかサッパリ分からない。
何棟が変わっただの、食堂が変わっただの、あれこれ言っていたけれど、私はもう何もかもほとんど忘れていたのでまったくイメージが出なかった。
一人だけ、誰それ先生覚えてる?と言われ、そう言えばいたよねぇと言うと、その先生だけ残っていたそうだ。その先生がIちゃんのことだけ覚えていて、渡してほしいものがあると言われて、それがあって電話したんだよ、まだ電話通じてたの、と言い、またそこからいろんな友達が広がったそうで、そのうちみんなで会おうって言ってるんだ、と言う。
「takeちゃんはこの前会いに行こうとしたのに用事があるって断られたことも話したよ。」
(私の父が亡くなった後、G子やM君は「sakeちゃんが仲良しだったtakeちゃんの田舎までsakeちゃんと連れて行こう!」という計画をたてたが、takeちゃんの方から忙しいからと断りの返事があったそうである。)
この話の流れで、たぶんG子は「sakeちゃんも誘っても来ないかも」と言う話をしてるんだろうな、と想像した。
「私もtakeちゃんもあまり昔を懐かしいとか思わないんだよね。」
「どうして?」
「なんでなんだろう・・・?」
・・・なんでなんだろう?
「なんでなのかなぁ・・もうそんな昔のこと、ほとんど覚えてないんだもの。」
でも今時点の私としては、話があったらいっぺんは顔を出してみようかなと思ってる。高校の同窓会も最初は行きたくなかったが、行ってみたら久しぶりで案外楽しかった。
でもそこでも「懐かしい」という感情はほとんどなかった。
そこにいる高校の同級生は、改めて今私の目の前にいる昔知り合いだった人達。昔の話になっても私はほとんど思い出せないのだ。この前は楽しかったからまた来年も行くけれど、その先は分からない。
たぶん当時「青春」してなかったから覚えていないのだろうな、と一人結論を出した。
私はこの前の日曜歩いたんだよ、往復で1時間以上歩いたという話をすると、G子はウォーキング行きたい!と言いながら、でも今度のは行けないの、妹の法事でねと言い、今でも妹が居た病院の前を通ると涙が出るよ、またきっと泣くだろう、もう会えないんだよ、いろんなこと思い出すよ、と言う。
私は父が亡くなってまだ1年しか経ってないのに、もうどこか雲の上の話になってしまった。さりとて、父を忘れたわけではないし、好きだったことも変わりない。
でも、会えないことも自然に私の中に取り込まれてしまった。まるでとっくの昔からそうだったかのように。。。
親と姉妹は違うのかな?
分からない。想像つかない。
G子は「今日は娘が遅いんだ」と言い、いつものように「いい人いないかなぁ」と言い、ペットでも飼いたいと言う。
sakeちゃん、そう思わない?と言うが、私は育児ですら放棄したくなったことが何回もあったので、今から何かの命を育てようと言う気がまったくない。会社の鉢植えすら(枯らすから)苦手なのだ。
命あるものが苦手なのかもしれない。
(でもそんな自分を否定もしない。感情ってあればいいってものでもないと思うから。何も感じないことも今まで生きてくる上では大切だった。)
G子は相変わらずかみあってこない私を怪訝に思いながら、「もう10時だ」と言って、私が早寝なのを知っているので電話を切るね、と言う。
黒酢豚を作ってみた。
薄切り肉ではないし、材料も違うのだけど、ケンタロウのレシピを参考にしてみた。
私はおいしいと思ったが、kekeは何か違うと言う。自分ではおいしいと思うので、何をどう替えればいいのかサッパリ分からない。