クライマックスシリーズのファイナルステージが、パシフィック・リーグでも始まり、競り合った試合でしたが、優勝したソフトバンクが先勝しました。めでたいことです。
ソフトバンクは、2位に17.5ゲーム差をつけて優勝しましたが、今回の対戦相手である3位西武には、20.5ゲーム差をつけています。
西武の監督、選手が、「絶対に勝つ」と抱負を語っていて勝負の世界では当然でしょうが、よくバラエティ番組のクイズで、1問10点、20点でやっていて、「最終問題は1000点です」と、「これまでの勝負は何だったんだ」というお約束の展開に良く似ています。あるいは、借金まみれの癖して、「俺が破産したら、困るのはあんた達だろ」を開き直るギリシャのようでもあります。
私だったら、とても恥ずかしくてそんなバラエティのようなことは言えません。レギュラーシーズンの価値を貶めないためには、10ゲーム差以上開いていたら、アドバンテージ2勝、20ゲームだったアドバンテージ3勝とかすべきだと思います。興業的には試合数が減って、損かもしれませんが、はるかに納得性が高く、ファンのストレスは減ると思います(本当は、クライマックスなどなく、素直に日本シリーズをすればいいと思いますが)。
今日はソフトバンクが勝って何よりでした。これで相手の西武は、残り4勝1敗でしか勝ち抜ける道はありません。それは、確率論的に相当に厳しくなります。しかし、過去のシリーズを見ても、可能性はゼロではないんですよね。その時に、本当に見ている人が納得するかどうかです。
本当に来年こそは何とかしてほしいですね。