一時は、東海大学大学院への進学が濃厚との報道があった菅野投手ですが、日本ハムの指名挨拶を受け、その高い評価に感謝の意を表し、11月いっぱい真剣に考えると表明しました。
学生最後の試合で、あまりに悔しいリードした展開で9回逆転サヨナラ負けを喫して、悔し涙を流したように、顔つきには負けず嫌いな性格がありありと現れています。
やはり、そういう選手はプロに行くんじゃないかと思います。投手力がパシフィック・リーグに偏っているので、本当はセントラルに行ってほしい気もしますが、プロに行くつもりの選手は、出来れば早くプロに行った方がいいと思います。
いろいろあったドラフトで、日本ハムの指名は「よくやった」的なプラスの論調が多いですが(たぶん、逆指名的に選手を獲得する巨人憎しの土壌があるからでしょうが)、本来的な問題としては、強行指名した日本ハムが偉いのではなく、入札制のドラフトがおかしいということです。
ドラフトは戦力均衡を目的とした制度ですから、下位チームから自動的に指名する完全ウェーバー制にすべきですし、選手の権利を担保するためにも、フリーエージェントの取得期間を短くすることが必要でしょう(このいずれも、球界の盟主を自認する巨人が反対なので、導入は難しいでしょうけどね)。
菅野投手がどういう結論を出すか分かりませんが、お祖父さんや伯父さんではなく、自分自身でしっかり結論を出せるといいですね!