クライマックス・シリーズですが、パ・リーグはソフトバンクが3連勝の4勝0敗で昨夜日本シリーズ進出を決め、セ・リーグは、中日が実質3勝2敗と競りましたが、勝ち抜けました。
両リーグの優勝チームが勝ち抜ける順当な結果で本当に良かったと思います。
まず、圧倒的な力の差を見せて優勝したソフトバンクは、見事3連勝で、因縁のクライマックスをようやく勝ち抜けました。今年のソフトバンクが素晴らしいのは、優勝を決めた昨日の試合でのエース杉内の涙ですね。昨日の時点で、3勝0敗でほぼ勝利を手中にしていましたが、延長10回に先制を許して降板すると、ベンチで悔し涙を流していました。チームが勝てればいいという気持ちではなく、前日の松中もそうですが、一人ひとりが自分が決めるんだという強い気持ちを持っていることが、これまでの呪縛をいとも簡単に解き放った要因だと思います。見事でした。
対する中日も、シーズン中の戦いそのままに、投手力中心の戦いとなりました。昨日こそ、初回に4点をあげましたが、今日も2対1の僅差の勝利となりました。なかなか打てずに、一時は五分に並ばれヒヤヒヤさせましたが、何とか勝ち抜けました。しかし、相手のソフトバンクも投手力は中日と互角かそれ以上の中、この打撃力では不安が残る結果となっています。しかし、落合監督のラストゲームに向けて、選手の士気は高いと思います。
11月も中旬になって、ようやく日本シリーズが始まります。やや遅きに失した感はありますが、積年のうっ憤を晴らす日本シリーズとしたいソフトバンク、落合野球の集大成を日本シリーズで見せたい中日と、非常に楽しみな日本シリーズです。
両チームの健闘を祈ります!