充行状の読み方についてのご質問があったのでご紹介する。
肥後國於■■郡之内■■村
百石如先規充行之訖
全可領地之状如件
百石先規の如く之を充行(あてがい)訖(おわ)んぬ
全く領地すべきの状如件(くだんのごとし)
細川藩の充行状(宛行状)では見受けられませんが、「訖」を「畢」と書くところも有るようです。
江戸の遺伝子 (PHP文庫)
【本の内容】
世にも不思議な江戸時代、なぜ二五〇年も平和が続いたのか。徳川宗家第十八代当主が語る江戸の真の姿とは。
【目次】
第1章 江戸時代とは何だったのか
第2章 江戸時代を生んだもの
第3章 家康公の時代
第4章 最初の百年でつくられた江戸時代のかたち
第5章 華やぐ江戸の文化
第6章 日本の宗教と心
第7章 世界の中の日本と江戸の遺伝子
【著者情報】
徳川恒孝(トクガワツネナリ)
1940年生まれ。徳川宗家第十八代当主(1963年より)。学習院大学政経学部政治学科卒業。日本郵船副社長を経て現在顧問。財団法人徳川記念財団理事長。社団法人横浜港振興協会会長。WWF世界自然保護基金ジャパン常任理事。財団法人東京慈恵会会長。財団法人斯文会名誉会長。夫人は細川護貞侯外孫。