津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

田端泰子著「細川ガラシャ」

2011-01-19 16:13:49 | 書籍・読書
細川ガラシャ―散りぬべき時知りてこそ (ミネルヴァ日本評伝選)
    田端 泰子
    ミネルヴァ書房

【本の内容】
細川ガラシャ(一五六三~一六〇〇)。細川忠興正室。明智玉子は、実父光秀が起こした本能寺の変に際して山中に幽閉され、赦免された後にはキリスト教への信仰に目覚めてガラシャの洗礼名を受け、石田三成らが挙兵した際には人質となるのを避けるために自ら命を絶つという、劇的な生涯を送った。運命に翻弄されつつも信念を貫いた女性は、激動の戦国の世をどのように見たのだろうか。

【目次】
第1章 明智光秀の娘
第2章 織田信長の兄弟姉妹・子女の配置
第3章 信長と光秀・藤孝
第4章 本能寺の変とその後の明智氏・細川氏
第5章 忠興と玉子の婚姻
第6章 丹後時代の玉子と忠興
第7章 秀吉時代の玉子と忠興
第8章 天正末年から文禄初年の細川家
第9章 豊臣秀次事件の波紋
第10章 関ケ原合戦と玉子の最期
終章 苦難の中の花の一生

【著者】
田端 泰子
1941年神戸市生まれ。京都大学大学院文学研究科修了。京都大学文学博士。
現在、京都橘大学学長。専攻は日本中世史・日本女性史 
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「細川ガラシャの最後をめぐって」にそなえて

2011-01-19 12:53:43 | 歴史

熊本県立美術館では、 講座 細川コレクション⑤ 「細川ガラシャの最後をめぐって」が下記要領で催される。

  ・日時:平成23年2月12日(土)13:30~15:00
  ・場所:熊本県立美術館・本館講堂
  ・講師:東京大学史料編纂所助教 金子 拓 氏

これは是非拝聴したいと、その日が来るのを待ち遠しく感じているところである。
その日に備えていろいろ資料を乱読をしているが、その一端をご披露しておきたい。

■霜女覚書
■小須賀覚書
   http://www.shinshindoh.com/gracia.htm

   「霜女覚書」は現在ではいろんな著書でその全文を見ることが出来る。
   上記アドレスは当サイトのものであるが、昭和5年1月20日山田聖天堂発行本による
   日本基督教会宣教教師:山本秀煌氏の著「細川公(ママ)爵家の先祖忠興夫人の信仰
   美談」にあるものをご紹介している。
   あわせて「小須賀覚書」も掲載されているため、山本秀煌氏の著の全文をお読みいた
   
だきたい。

■細川家譜--細川忠興譜 (該当項抜粋)
   当ブログ 2010-04-01 の 「細川忠興譜・・10」を参照されたし

■小笠原少齋家「先祖附」 
   該当項を下記にご紹介する。

   幽齋様田邊御篭城之刻 忠興様之 御前様者大坂御屋敷江被成御座候處
   御人少ニ御座候故少齋儀御頼ニ成間大坂江罷越候様ニと 幽齋様依 御意
   罷越申候於彼地 御前様江少齋申上候者只今之内何方江も被遊御引退可
   然旨左候ハヽ何れも申合時分も御供可仕申上候處 御前様江者可被遊御生
   害 思召之旨段々少齋江被成御意御介錯仕上候様ニと御事ニ付 御意之趣
   至極奉感心候御介錯仕時分も御供可仕之旨申上候得共殊之外被遊 御満
   悦被成御生害候右之節少齋申上候者此長刀者御婚禮之砌被遊御持候猶又
   只今奉懸 御目由申上 御女儀之御事ニ付御同間を奉憚右長刀ニ而際越御
   介錯仕左候而御遺骸其外追腹仕候者共之死骸跡ニ而相知不申様ニと河喜
   多石見抔申談御屋敷之長押ことに焔焇を入置火をかけ少齋儀も早速追腹仕
   候
   

   項の最後に 其節之首尾委細申上ニ不及候 とあるが、短い文章の中に真実が数多く
   語られている。

■糸女覚え書
   
芥川龍之介の著作である。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/58_14823.html
   「霜女覚書」を典拠としパロディ化された作品だが、私は特段の嫌悪感もなく良く出来た
   作品だと評価している。
   この作品については勝倉壽一氏の論考 「糸女覚書」の構図 が大変興味深い。
http://ir.lib.fukushima-u.ac.jp/dspace/bitstream/10270/103/1/5-422.pdf#search='「糸女覚書」の構図'

■その他
   細川護貞著   魚雁集
   上総英郎編   細川ガラシャのすべて
   三浦綾子著   細川ガラシャ夫人
   司馬良太郎著 胡桃と酒
   永井路子著   朱なる十字架
   生方たつゑ著  細川ガラシャ

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寒がりの吾大寒の生まれ也

2011-01-19 08:44:44 | 徒然

 明日は大寒、私が生まれた昭和17年の東京の今日(1月19日)も随分寒かったようだ。本日60代最後の誕生日を迎えた。

 「めでたさも中ばかり」で、来年はいよいよ70代に突入かと思うと、いささか呆然としてしまうが、こればかりは致し方のないことである。年相応に生きるしかないが、今年は60代を多いに意識して動き回ろうと思っている。75歳くらいまでは何とか「歴史狂い」現役をつづけることが念願である。

    ■上田久兵衛資料のPDF化とサイトUP
    ■永青文庫蔵・先祖附の完全読破
    ■新・肥後細川藩侍帳の整備

 これだけは何としても頑張らなければならない。まずは「健康第一」
 

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