わが熊本史談会の長老・90歳の高本保夫翁が今般、「現代語訳 肥後孝子傳」を上梓され発刊の運びとなった。氏は高名な肥後の儒者・高本紫溟のご子孫だが、日ごろから現今の殺伐とした世情に憂いの心をもたれ、特に親子の関係の素晴らしさを称えた中村忠亭の著「肥後孝子傳」の現代語訳版の発刊に心を注いでこられた。一年余心血を注がれ齢90歳の輝かしい御年を迎えられた今年出版に至られた。敬意を表すると共に、皆様にもぜひお読みいただきたいと、ご推薦申上げる。
販売:熊本市上通り 舒文堂河島書店 http://www.abaj.gr.jp/jobundo/index-j.htm
同 天野屋書店 http://www.kosho.ne.jp/~amanoya/
定価:1,200円(税込み) 郵送料等につきましては、各書店にお問い合わせ下さい。
中村忠亭著「肥後孝子傳」については、原文を近代デジタルライブラリの「肥後文献叢書」から御覧いただける。 http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/766735/1
尚、著者中村忠亭についての詳しいことについては、近代デジタルライブラリの「肥後先哲偉蹟」
http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/778595 から 281/441 と打ち込んでいただくと御覧いただける。
【蛇足】 私の好きな小沢昭一氏(変哲)に、次のような句がある。
貧にして孝子出づとや蕎麦の花