津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

和本のすすめ――江戸を読み解くために

2011-11-15 18:53:30 | 書籍・読書
     和本のすすめ――江戸を読み解くために (岩波新書)

                岩波書店
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時枝氏・宮成氏のこと

2011-11-15 08:26:17 | 歴史

 

 かって我がサイトには「他力本願的」という冠がついていた。人様のお助けをいただきながらサイトを運営して行こうとの思いがあった。
ある時これじゃあ進歩が無かろうと冠は外したのだが、内容は一向に変わらず人様のご好意に甘えるばかりである。
であるならば、ご提供いただいた貴重な資料を公開して皆様にご披露するのが勤めであろうと認識している。
今般は時枝平大夫に関する貴重なデーターをお送りいただいた。いつもながら快く公開をご承諾いただいた埼玉在住のTKさまに深甚なる感謝の意を捧げるところである。
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 (1)

■「明治八年小倉縣華族宮成公矩家系書上」
 
〔公通長子〕公建
天文十一年七月晦日補大宮司
〔中略〕
文禄元年十一月三日卒
 
〔公建長子〕公里
補大宮司
〔中略〕
永禄十年正月十三日依無嗣子以時枝隆令二男長松丸為養子
譲与大宮司職之後卒
 
〔公建次子〕隆令
時枝家相続
号時枝備後
 
〔公里嗣子〕公基
任大宮司
号右衛門督
童名長松丸
天正十年正月五日嫡子松千代丸譲与大宮司職
属黒田長政之幕下
改姓名称黒田吉右衛門政本
時枝隆令男公建孫也
 
〔公基長子〕松千代丸
仕大宮司
生慶長元年
早世
 
〔公基次子〕政吉
於黒田家出生
号蜂屋阿波守
 
〔公基三子〕某
同上〔於黒田家出生〕
号黒田蔵人
 
 
■「慶長年中士中寺社知行書附」
 
菅六之助組
一、三千石 古譜代 時枝平太夫重起
 
桐山孫兵衛組
一、千石 古御譜代 黒田安太夫 名公興 父吉右衛門正時
 
■「慶長六年正月中津より筑前江御打入之節諸給人分限」
 
菅六之助組
一、三千石 時枝平太夫
 
■「元和九年十二月改分限帳」
 
宮崎藤右衛門組
一、四百石 平太夫弟 時枝次右衛門
 
■「元和初年人数付」
 
宮崎藤右衛門組
一、四百石 時枝次右衛門宗安
 
以上
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 (2)

なお、豊臣秀頼と共に自害した伊藤武蔵守の妻女が大坂落城後、実家の広島に落去して、
平産した子は福島家臣蜂屋将監より苗字を譲られ、蜂屋市兵衛を称しています。
福島家に行った黒田蔵人の実兄蜂屋隠岐〔阿波守と同一か〕につきましても、係累が気になる所です。
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