「 六十にして耳従う、七十にして 心の欲するところに従いて 矩を越えず」なんぞと、昔の御偉い方は仰ったが、現世のモッコス老人はそうは行かない。
最近頭に来ることが多い。今日も今日とてあるところに出向いて「けんか」を売って来た。
私は口下手で理路整然と相手をノックアウトするようには行かないタイプの人間である。しかし今日は頭に来て怒鳴り込んだ。
相手はかつてしったる人だが、私の剣幕に呆然としていた。2・30分まくし立てているうちに、「冷静にならなくては・・」というブレーキがかかり、なんとかまとめをつける。話し終わった後は穏やかに二三分世間話をして分かれたのだが、どうやら彼が知る私と、今日の剣幕に落差がありすぎ驚いたらしい。
「あんたに文句を言ってるんじゃない。あんたの上司のエリートづらのぼんくら加減に腹を立てているんだ。私が言ったとくれぐれも伝えて欲しい」と言うと、「なかなかそこまで言う人は居ませんよ」とのたまう。「私が言ってることは間違いですか」というと「いやいや、ご尤もなお話です」との答え、「喧嘩はかってやると言っておいてくれ」と付け足して、退散・・・・・
さて、週明けどういう事件(?)が勃発するやら・・・・・歳を重ねるたびに喧嘩っぱやくなってきた自分が恐ろしい。
先に細川家の家紋についてのお問い合わせがあり、一つ引両紋が細川家の家紋として武鑑に載せられていることをお教えいただいた。
時折ヤフーオークションに出品されているが、落札に至らない。日本の古本屋を覗いてみたら結構そろっているのに驚いた。しかし値段を見てまたまた驚き・・・特に武鑑を手許に持っておく必要性もなくちょっと考え込んでしまった。
オークションにチャレンジするしかないが、一つ引両紋を細川家の家紋としている武鑑にはお目にかかることが出来ないかもしれない。