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肥後は歴史の舞台にそれほど多くのスターは出していません。しかし、わき役に面白いキャラクターを輩出しています。どこか個性的で癖がある「いひゅうもん」たちです。本紙に平成13年から10年近く連載された「近代肥後異風者伝」を軸に、新たに徳冨蘆花、高群逸枝を書き下ろしました。本書に登場する異才の人々は95人。彼らを通して描く、ユニークな肥後の意外史です。 著者紹介 昭和19年、福岡県八女市生まれ。熊本大学法文学部卒業後、佐賀新聞社を経て、熊本日日新聞社に入社。阿蘇総局長、文化部長、編集委員室長などを務め、平成22年8月から熊本近代文学館長。著書に『九州・沖縄シネマ風土記』、自然と文化・阿蘇選書5『豊肥線と阿蘇』、『お伽衆宮本武蔵』(共著)などがある。 |