俳句世がたり (岩波新書) | |
小沢信男 | |
岩波書店 |
私の本棚には俳句に係る本が結構並んでいる。いろいろ読んでいるが俳句の腕は一向に上がらない。
何か新しい本がないかなーといろいろググっていたら、昨年末に発刊されたこの本が紹介されていた。
大先生の俳句論などというのはどうも受け付けなくて、肩の凝らないものが好みである。
内容紹介を読むとわが意に沿った本の様だ。そこで早速注文した。届くのが待ち遠しい。
んの字に膝抱く秋の女かな 小沢信男
内容紹介
祭りに相撲、友人の死、敗戦の記憶、大震災──。浮き世に出逢うさまざまな出来事を、武玉川から虚子、子規、万太郎、あるいは漱石や荷風など、古今の俳句をつうじて描く。笑いを織り込み権力を撃つ練達の筆に、私たちの生きる近年の世相が鮮やかに浮かぶ。俳句入門としても必読のエッセイ。