津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■ポケットに150円もって

2021-04-22 12:48:50 | 徒然

     

 今日の散歩は遅くなってしまい、そろそろ10時を過ぎてしまった。
外に出てみると、ウインドブレーカーが余計物であることが判って、脱いで御荷物になってしまった。
昨日も暑かったが今日も暑い。30度の予報が出ているがどうだろう?
こうなるとルートは木陰を求めてということになる。
ケヤキ並木迄は約5分これはまったく日影がない。ケヤキ通りに行きつくと風も涼しくてほっとする。
テニスコートでは元気なご老人がこの暑さをものともせずプレイしている。ゲートボールの男女の一団も在る。
「熱中症にならんごつ頑張りなっせ」と声をかけたくなる。
割と広い公園のみどりのなかで、芝生の柔らかさや、積み重なった枯れ葉のカサカサという音を楽しんで歩く。
帰りはまた日影がない。いつもポケットに150円入れて出かけるのだが、これは途中の自販機で冷たいものを買うためである。
帰り着くと、風鈴をならす風が吹き込んでいて、ほっとさせられる。

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■汐汲みの竹の筒

2021-04-22 08:56:06 | 徒然

 過日図書館に出かけた折、江津湖の遊歩道を散策、わがメダカの為に水草を少々頂戴して帰った。
これに小さな白い花が咲き、何ともかわいい。壱輪挿しにでもさして見たいと思ったが、地震で割れてなにもない。
節の所から発根して元気に育っていて、あと数日は花を見ることが出来そうである。

                 

 細川家の記録を読むと、時折珍しい花などが届けられ花畠に植えられている。
もう半世紀も前の話だが、華道の先生(男性)のお宅を訪ねた際、これらの花は「柄を付けた竹筒」にいれて運んだらしいことを話された。
その際「稲佐の浜で汐汲みをするでしょう。あんな物ですよ」と言われた。
こちらは全く理解できないでいると、しばらく解説があり、漠然と理解することができた。
「水草で根元をまいて、羽を痛めないようにゆったりと頭がでないくらいにして運んだんでしょうかね・・・」そんなことを話された。    

先生の関心事は、珍しい一株の花を殿様に献上するのに、柄のついた竹筒をわざわざ作りこれに入れて運んだという、その優雅な心根だといわれる。
「どこかに残っていませんかね~」と言われた。
私は残念ながら、この竹筒に関しての記録にはまだ遭遇していないが、いい話だと思っている。

 稲佐の浜で汐汲みをされた方がこれを持ち帰り、玄関の扉に取付け、毎日一輪の野の花を飾られているという話を聞いた。
これも特上の良い話だ・・・
NHKの「日本紀行」みたいなTV番組ではなかったかと思うが記憶が定かではない。

       竹筒に笹の葉を添えたもの 参考サイト:いづもる

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■沼田家記2・延之様御一代諸事御勤一帳(七)

2021-04-22 06:36:23 | 沼田家文書

          一勘解由殿御手之舩繫り被仰候様は舩を陸地之備立の
           如く袖をならへ■に碇を入舩之間は互に催合を
           とり何程の風にても浪にても舩振り直不申候様に
           つなかせ敵舩に舳を一面に並へ弓鉄炮も舳之武者走り
           ■横に■をいわせ筒先を敵にむけ立奈良へ鑓さし物も
           ■之間に立物急に舩ヲ出す時は■の碇綱に大明キ樽
           をゆひ付其樽に書付をし碇をくり上不申樽のきわより
           切間の催合も切即時に押出す筈ニ被究候て御家
           の跡勢諸手松平隠岐守殿御舩を常々舩牌り之ことく
           ■具を初め常々舩飾の如ク兵具を手作りに飾り申候
           御家之跡勢参り候時勘解¥家由殿一手之舩かゝり武具
           の立様之如く皆御仕置候叓
           但此時は御家之は鴈行敵前を過るに従イ舳を敵
           舩に向け申候叓
          一跡勢木鉢勘ケ由殿陳場と一所に御越候跡勘ケ由殿

           備之頭小笠原備前守殿備にて御座候 勘ケ由殿右之手
                   〇是ゟ備前守殿組之御鉄炮頭御並ヘニなしニ新九郎殿
           先キ山田新九郎殿舩と同並に舳を並へもあいとらせ候事
           不成候 此方之舩より舩丈ケ下ケ此方之■綱を其方
           之舳の催合に取可被申候 此争イ六ケ敷終にハ新九郎殿
           理に叶舩丈ケ下ケ催合とられ候事
          一勘解由殿二拾丁の小早にて諸手往来被成候 此定供
           村越傳兵衛・佐伯宇左衛門・坂井奥左衛門三人に御定置
           諸手之勤三人之者仕候 其外中小姓歩之者乗合に
           拾丁立小早壱艘下々に拾挺立壱艘にて供相勤
           申候叓
          一敵舩帰候被も弐拾丁に召御押通り被廻候手下知
           被成候 弐拾丁に乗申候者元舩之かひの口に御自身
           御建て壱人宛御差圖にて御乗せ候村越弁兵衛・佐

           伯宇左衛門児小姓に高月権兵衛・坂井奥左衛門差物役
           に古川次郎兵衛此五人御乗せ其外ハ壱人も御乗
           せ無之候 甚御氣色悪く御怒り候而御座候 此とき
           戸邊兵太夫と申歩之者覚悟を極メ弐拾丁に届
           たる様子勘ケ由殿御覧届候てにこ/\と御笑兵太夫
           事諸方に御使者御申付可有之間十丁立ノ小早に
           乗弐拾丁にさし添可参よし御申付候時参と申
           拾丁立小早に乗申候小早のかこの内に病氣ものか
           色悪敷物壱人御座候己ハ早色ヲ失ヒ居候敵舩に
           舩押叓ハ成間敷候間元舩之かこと代り候へと替へ
           可申と平太夫仕候時元舩之御船頭八左衛門と申仁申分
           法に違たる儀ハ不成と替仕を不申平太夫ハかへ可申と
           既に御船頭と諍論におよひ申様子に付伊藤源之允間

           に入様々八左衛門頭を云ひかこを替させ申候叓
          一自分馬乗冨田少助・坂井半左衛門・伊東源之允・村越
           八左衛門・浅利九郎左衛門・原喜太夫・中村左次右衛門・逸見■
           之允親権之允名代庄司一郎兵衛親作右衛門名代坂井
           半右衛門子
           奥左衛門具足を御着せ御仕上げ申候 同手傳仕候者ハ村越
           傳兵衛・高月権之助都合ハ馬乗分十弐人にて候事
           光利公
          一肥後守様御下着に付候三かい栖楼舩壱艘二かい栖楼舩一
           艘此二艘渡邊作之允裁判かこい舩壱艘完宇多長
           門同甚助・三好権之助同半右衛門・志水太郎兵衛・在間次左
           衛門・江藤太郎兵衛・渡邊平左衛門合k人皆御船頭之

           面々御手に付被申候叓
          一肥後守様江戸より長崎江監物殿勘解由殿方へ
           御書被遣候 御両人江當り申物其通銘々へ被遣時ハ監物
           殿へ如此比仰遣候と御案文を勘ケ由殿へ被差下候叓

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