国土地理院の地図を眺めていると、なかなか面白い発見がある。
この断面図は熊本城域の東西方向に切ったものだが、左右の12~13mのレベルは、左が第一高校前、右が城東小学校(かっての内坪井の土居内)グランドである。
X軸50~350mまでは第一高校敷地、かっての大身の屋敷跡、それから650m程までは旧・合同庁舎跡地から城彩園、次の高まりは行幸坂、堀や空堀があり御城の状況が良くわかる。東側は高石垣が二段見えて、20mまで落ち込み、1080当たりのフラット部分は熊本市役所前から京町に抜ける県道とその右側にある諸施設の敷地、そしてまた7~8m落ち込んでいる。
こちらは南北方向、左は市電の杉塘電停、右は熊本市役所である。急激な凹凸は川、空堀などである。
X軸100~400mあたりは古京町、880mあたりまでが二の丸公園、h45mの高まりが本丸、h22レベルが竹の丸である。
加藤清正が茶臼山の地形をどう利用して、曲輪を築いていったのかに想いを馳せている。
コロナ禍の中の時間つぶしにはもってこいだが、今日はまだ散歩にもいかねばならぬし、こんな悠長なことをしている場合ではない。