津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■選挙と統計学

2022-07-11 07:15:43 | 先祖附

 昨日は朝食後すぐに選挙に出かけた。会場の中学校体育館は9時前なのに蒸すような暑さ、直径1.5mほどの扇風機が2台動いているが、一日業務を行う方々はお気の毒な感じである。
投票を終えて外に出ると出口調査につかまった。タブレットの設問に答えるだけで1分もかからない。
開票が始まるとすぐさま当確が出る。集計は投票が終わってからだろうが、あまりにも早すぎて驚かされる。
統計学というものは良くわからないが、384人を調べると確率は95%だという。
しばらくTVを眺めていたが、昔のような不思議なワクワク感が沸かない。10時過ぎには床に入ってしまった。
今朝起きて結果を見てみると、安倍元首相の不幸な死が自民党の勝利に貢献しているように思える。
憲法改正に一歩踏み出す結果となったようだが、憲法改正が願いであった安倍氏は死んでその道筋を開いたということか。

そしてタレント候補の如何に多い事か。政治は数の世界だから仕方のないところだが、良識の府と言われる参議院、「有象無象」と言われないように、大いに勉強をしていただきたいものだ。

私の投票行動は、統計学の一端に貢献しただけだったかもしれない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

■清正の宇土城攻め‐2

2022-07-11 06:19:57 | 史料

                                   シカノミナ
依之後明ニシテ敵方ハ弥暗ク成タルニ依テ城兵ハ大ニ勇ミ撰ミ打ニ矢石ヲ發ス、加之ラズ後ヨリ放ツ寄手ノ鉄炮味方ニ中リ夥シク
死傷ス、和田勝兵衛之ヲ看テ前野助兵衛ニ向ヒ、如此ニテハ前後ノ矢石ニ中リ一人モ残ルマジ、倡ヤ必死ニ成テ一途ニ進ミ城戸ヲ
突破ラント云、前野聞テ芦九大夫重吉有吉立行弟石田鶴右衛門相續テ進ミケルヲ、城戸際六・七間ニテ敵ノ發スル鉄炮和田勝兵衛ガ
冑ノ真向ニ中リ伏ケルヲ家人和田宇右衛門馳寄リ之ヲ背負テ引退ク、之ヲ見テ前野助兵衛・芦九大夫・石田鶴右衛門三人ノ物頭モ
是非ナク手負ヲ圍ミ引退シ故何レモ引取リ其ノ夜ハ町口ニ備へ居ル、程ナク火静リ夜モ明テ相圖ノ頃二モ成リシカバ總軍ヲ静々ト
押出ス、一番備ノ将加藤百助正吉ハ塩田口へ押寄ル、此ノ時南條伯耆元宅福西九郎左衛門ヲ召連レ主從唯二騎物見トシテ出ケル
ヲ見テ、三宅角左衛門ハ其頃清正君ノ勘気ヲ蒙ルト云トモ飯田覺兵衛ヲ憑ミ此陳中ニ在シガ唯一進ミ出、是ハ承リ及タル南條殿ト
見及タリ三宅角左衛門ト申ス者ナリ一鎗仕ラント云テ相戰フ、元ヨリ南條主從ハ大力ノ勇士ニ
之ヲ事トモセズ三宅ガ鎗ヲ叩キ落ス、
三宅少シ退キケルヲ見テ飯田覺兵衛小姓一人召連
進ミ來ルヲ見テ三宅角左衛門取テ返シ三人力戮セ南條主從ヲ城内へ追込タリ、敵
味方互ニ勝負ハ非ト云トモ三宅角左衛門諸人ニ抜デ唯一人進ミ出タル志シ神妙也トテ三宅ガ勘氣ヲ許シ、清正君感状ヲ賜フ、又飯
田覺兵衛モ鎗ヲ合セ三宅ヲ助ケ敵ヲ城内ニ追入レタル手柄比類ナキ働ナリト感状ヲ賜フ、其外諸手ノ士卒思々ニ攻寄セ遂ニ町々ヲ
攻破リ城ノ堀際マデ押寄セ、仕ヨリ竹束ヲ附テ日夜隙ナク攻詰ラル、

                        (了)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする