ジャカルタは自動車の渋滞がひどく、中心部はビルばかりで歩いている人はあまりいない。ショッピングセンターに入ると東京よりも立派で、ヘンなDVDか文房具でも買おうかというアテがはずれた。つまり散歩していてもあまり楽しくないのであって、必然的にスナップの意欲が薄れていく。
ただ、それは仕事で余裕がなく、真ん中しか知らないからだろうね。
カフェ・バダヴィアは、オランダ植民地時代の古い建物を改装したカフェレストランで、かなりオシャレだ。壁やトイレには古い写真や映画スターのピンナップがぎっしりと飾られている。メニューは柱の写真を外すと裏に書かれているという趣向。
観光客も多い。ひとり座っていた日本人女性(らしき人)は、坂口恭平『独立国家のつくりかた』を読んでいた。近くのテーブルで、英語と日本語をなにやら喋っていて、旅の興がそがれたかもしれない。申し訳ない(が、仕方がない)。
もうちょっと、周辺をうろうろしたかった。
高い天井の下でランチ
※写真はすべて、Pentax LX、FA28mmF2.8、Fuji Pro 400
●参照
○2012年7月、インドネシアのN島(1) 漁、マングローブ、シダ
○2012年7月、インドネシアのN島(2) 海辺
○2012年7月、インドネシアのN島(3) 蟹の幾何学、通過儀礼
○2012年7月、インドネシアのN島(4) 豚、干魚、鶏