シカゴ/ロンドン・アンダーグラウンド『A Night Walking Through Mirrors』(Cuneiform Records、2016年)を聴く。
Chicago / London Underground:
Rob Mazurek (cor, sampler, electronics, voice)
Chad Taylor (ds, mbira, electronics)
Alexander Hawkins (p)
John Edwards (b)
シカゴ・アンダーグラウンド・デュオのふたり(ロブ・マズレク、チャド・テイラー)に、UKのふたりが加わった形。
この相乗効果がすばらしい。シカゴのふたりであればもう少しシンプルな到達点が見出されたであろう。これに、冗談のように粘っこく強いジョン・エドワーズの弦と、燃えるようなエネルギーを放出するアレキサンダー・ホーキンスが重なることによって、絶えず分厚くあり続けるサウンドが創出されている。タイプは異なるが、ジャコ・パストリアスの傑作『Word of Mouth』の有機的な分厚さを思い出す。
●チャド・テイラー
ジェームス・ブランドン・ルイス+チャド・テイラー『Radiant Imprints』(JazzTokyo)(-2018年)
ジェイミー・ブランチ『Fly or Die』(-2017年)
ヨニ・クレッツマー『Five』、+アジェミアン+シェイ『Until Your Throat Is Dry』(JazzTokyo)(2015、16年)
エリック・レヴィス『In Memory of Things Yet Seen』(2014年)
ジョシュア・エイブラムス『Represencing』、『Natural Information』(2008-13年)
ブッチ・モリス『Possible Universe / Conduction 192』(2010年)
マーク・リボーとジョルジォ・ガスリーニのアルバート・アイラー集(1990、2004年)
Sticks and Stonesの2枚、マタナ・ロバーツ『Live in London』(2002、03、11年)
●アレキサンダー・ホーキンス
ザ・コンバージェンス・カルテット『Slow and Steady』(2011年)
●ジョン・エドワーズ
ユリエ・ケア3、リーマ@スーパーデラックス(2017年)
ジョン・ブッチャー+ジョン・エドワーズ+マーク・サンダース『Last Dream of the Morning』(2016年)
エヴァン・パーカー+ジョン・エドワーズ+クリス・コルサーノ『The Hurrah』(2014年)
三上寛+ジョン・エドワーズ+アレックス・ニールソン『Live at Cafe Oto』(2013年)
ジョン・エドワーズ+オッキュン・リー『White Cable Black Wires』(2011年)
ロル・コクスヒル+ジョン・エドワーズ+スティーヴ・ノブル『The Early Years』(2004年)
パウル・ローフェンス+パウル・フブヴェーバー+ジョン・エドワーズ『PAPAJO』(2002年)