「土佐の一本釣り」と言う漫画があった。連載開始時、主人公は中学生。卒業と同時に漁師になり、幼馴染と結婚し、生まれた子どもが成長して行くまで長年続いた連載で、自分の住んでる世界とは全く違う漁師の世界を時には羨ましく、時にはバカにしながら(すみません)読んだものだった。
たまたま本書を見つけ、ちょっと読んでみたのは先日読んだ調査捕鯨船の話と同様、素人が乗り込んでの「乗船記」で面白そうだったから。きっと自分は一生乗ることがないと思うけど、疑似体験できるかな?と思って。
わずか数日間、三重県尾鷲を母港とするカツオ一本釣り漁船の一航海(操業)の出港準備から帰港までのレポートだが、エサの手配から積み込み、漁場(ナブラ=カツオの群れ)の見つけ方、そして釣り方とその時の船の動かし方など、これまで知らなかったことばかり、「へえぇ」「なるほどね」の連続で実に興味深い。
知ったとて実用になることはないのだが、次にカツオの刺身でも食べる機会があれば、そのカツオがどこでどのような人にどうやって獲られたか、ちょっと思いを馳せてみようかな。実は刺身よりもタタキよりも、生節をほぐしてドンブリ飯にぶっかけて喰うのが一番好きなんだけど。
2010年4月22日 時間調整の喫茶店にて読了
たまたま本書を見つけ、ちょっと読んでみたのは先日読んだ調査捕鯨船の話と同様、素人が乗り込んでの「乗船記」で面白そうだったから。きっと自分は一生乗ることがないと思うけど、疑似体験できるかな?と思って。
わずか数日間、三重県尾鷲を母港とするカツオ一本釣り漁船の一航海(操業)の出港準備から帰港までのレポートだが、エサの手配から積み込み、漁場(ナブラ=カツオの群れ)の見つけ方、そして釣り方とその時の船の動かし方など、これまで知らなかったことばかり、「へえぇ」「なるほどね」の連続で実に興味深い。
知ったとて実用になることはないのだが、次にカツオの刺身でも食べる機会があれば、そのカツオがどこでどのような人にどうやって獲られたか、ちょっと思いを馳せてみようかな。実は刺身よりもタタキよりも、生節をほぐしてドンブリ飯にぶっかけて喰うのが一番好きなんだけど。
2010年4月22日 時間調整の喫茶店にて読了