「森の生活」を読んだんでその流れで「古典」に挑戦。
長い。ちょっと飽きる。と言うのは、化学物質(具体的には農薬散布)が直接そして連鎖反応的に生活を脅かす様がデータと共に延々と綴られているから。そして正直、現代で少し環境問題に興味を持ってる人であれば特に目新しくは感じない、むしろ「対応策」については「いやそれはちょっと」と思わないでもない部分があるのは否めない。「古典」は全て不朽だと言うのは、そうした意味ではウソかもな。
だがしかし、時を経れば経るほど「良くぞあの時代に」と輝きを増す部分もある。アメリカがアメリカらしく輝いていた(とされる)50年代から60年代、その栄華の一方で自然は次々と破壊され、何も知らない人々が傷つけられていた。その告発の書がきちんと刊行されていたことに驚く。
食物連鎖による毒物の蓄積が「頂点」である人間に被害を及ぼす…水俣病と何ら変わらないではないか。そして元凶となった物質の危険性について、企業や国はその責任を認めないのも変わらず。そしてそれは今もきっと、アジアかアフリカか南米か、どこかの国で続いているのではないか。
やはり「先見の書」だった。これを読んだ我々は何をしたら良い?
2010年4月21日 自宅にて読了
長い。ちょっと飽きる。と言うのは、化学物質(具体的には農薬散布)が直接そして連鎖反応的に生活を脅かす様がデータと共に延々と綴られているから。そして正直、現代で少し環境問題に興味を持ってる人であれば特に目新しくは感じない、むしろ「対応策」については「いやそれはちょっと」と思わないでもない部分があるのは否めない。「古典」は全て不朽だと言うのは、そうした意味ではウソかもな。
だがしかし、時を経れば経るほど「良くぞあの時代に」と輝きを増す部分もある。アメリカがアメリカらしく輝いていた(とされる)50年代から60年代、その栄華の一方で自然は次々と破壊され、何も知らない人々が傷つけられていた。その告発の書がきちんと刊行されていたことに驚く。
食物連鎖による毒物の蓄積が「頂点」である人間に被害を及ぼす…水俣病と何ら変わらないではないか。そして元凶となった物質の危険性について、企業や国はその責任を認めないのも変わらず。そしてそれは今もきっと、アジアかアフリカか南米か、どこかの国で続いているのではないか。
やはり「先見の書」だった。これを読んだ我々は何をしたら良い?
2010年4月21日 自宅にて読了