LDとかADHDとかアスペルガー症候群、実は以前から存在していたんだろうけど病気と言うか障害と言うか症状と言うか、まぁきちんと「分類」され認識されるようになったのはそう古いことではないと思う。 今にして思えば、学生ちゅうかまだ「生徒」だった時分、それに近い挙動を示すヤツとか居たっけなぁ。アイツ結局どうなったんだっけ…
本書はその道のセンセイが書いた本ではない。そのため、医学的に見てどういう特性を持つ人間がこうした症状(個性?)を持つようになるのか、大雑把に書いてあるだけで、本書の主眼はそういう生徒たちと付き合った記録、インタビューの内容を示すところにある。
知識のない読者(=自分)が読めば、彼ら彼女らの感じ方、戸惑う(混乱あるいは困惑する)メカニズム、自己分析などの一端が知れる。もし実際にこれらの症状の人間と接する時に少しでも思い出せば有益だ。
有益だから読む、のではなく、こういう人々が差別やいじめを受けることなく(かつ自立して)暮らしてゆける世の中を著者は欲している。現実は厳しい。健常な若年層ですらニートやフリーターやハローワークやって問題が叫ばれているのに。
せめて、そういう人と出会った時は、決してイラついたり排除したりすることなくじっくり丁寧に接してあげたい。それが唯一、しかし努力すれば確実にできることではないだろうか。でもせっかちな性分だから難しいなぁ…
2010年4月24日 自宅にて読了
本書はその道のセンセイが書いた本ではない。そのため、医学的に見てどういう特性を持つ人間がこうした症状(個性?)を持つようになるのか、大雑把に書いてあるだけで、本書の主眼はそういう生徒たちと付き合った記録、インタビューの内容を示すところにある。
知識のない読者(=自分)が読めば、彼ら彼女らの感じ方、戸惑う(混乱あるいは困惑する)メカニズム、自己分析などの一端が知れる。もし実際にこれらの症状の人間と接する時に少しでも思い出せば有益だ。
有益だから読む、のではなく、こういう人々が差別やいじめを受けることなく(かつ自立して)暮らしてゆける世の中を著者は欲している。現実は厳しい。健常な若年層ですらニートやフリーターやハローワークやって問題が叫ばれているのに。
せめて、そういう人と出会った時は、決してイラついたり排除したりすることなくじっくり丁寧に接してあげたい。それが唯一、しかし努力すれば確実にできることではないだろうか。でもせっかちな性分だから難しいなぁ…
2010年4月24日 自宅にて読了