思いっきり趣味なジャンルの本を「読んだぞ」って報告したものか、少々迷いますが…せっかくカヤノフ氏に頂いたので乾燥叔母、ちがう感想をば。
タイトルの通り、日本の鉄道における乗り換えや乗り継ぎに関するウンチクもしくはトリビアな本。論理的にどうこうでなく実例がメインなので読み易く分かり易い。
とは言え、運賃・料金などの制度的なハナシと実際に乗車する上での具体的な話の両方があるので、本書の全てにわたり関心を持ち続けるのは人によっては困難かもしれない。一般的には、興味は実例に集中し運賃制度は二の次という向きが多いのではないか。そこをきちんと書いている点は評価できよう。
本書を読んで目から鱗、へぇぇと言う部分は多くなかったが、知ってたことの裏づけができた部分は多かった。裏づけを取って何か得するわけでもないし長年にわたり心に引っ掛かってたことがクリヤになったわけでもない。だが何となくスッキリしたような!?
どのような感想を持つにしろ、本書中にもあるように乗り継ぎの発達した理由は日本の列車の定時運行に拠るところが大きいことは改めて認識して良いと思う。最近は人身事故や異常音で運転中止なんてことも多いけど、それでも定時性は他国の及ぶところではない。
本書を鉄道の雑学として読むのは当然だが、システム設計の解説書としても読めるはずだ。「最適解」を導くヒントが隠れている、とは褒めすぎか。
2011年2月23日 通勤電車車中にて読了
タイトルの通り、日本の鉄道における乗り換えや乗り継ぎに関するウンチクもしくはトリビアな本。論理的にどうこうでなく実例がメインなので読み易く分かり易い。
とは言え、運賃・料金などの制度的なハナシと実際に乗車する上での具体的な話の両方があるので、本書の全てにわたり関心を持ち続けるのは人によっては困難かもしれない。一般的には、興味は実例に集中し運賃制度は二の次という向きが多いのではないか。そこをきちんと書いている点は評価できよう。
本書を読んで目から鱗、へぇぇと言う部分は多くなかったが、知ってたことの裏づけができた部分は多かった。裏づけを取って何か得するわけでもないし長年にわたり心に引っ掛かってたことがクリヤになったわけでもない。だが何となくスッキリしたような!?
どのような感想を持つにしろ、本書中にもあるように乗り継ぎの発達した理由は日本の列車の定時運行に拠るところが大きいことは改めて認識して良いと思う。最近は人身事故や異常音で運転中止なんてことも多いけど、それでも定時性は他国の及ぶところではない。
本書を鉄道の雑学として読むのは当然だが、システム設計の解説書としても読めるはずだ。「最適解」を導くヒントが隠れている、とは褒めすぎか。
2011年2月23日 通勤電車車中にて読了