2011年3月14日 報道管制

　ネットで地震・津波関連の記事を見ると、世界の反応を紹介した記事が何本もある。さすがにこれほどの災害だ、「ざまぁみろ」って反応は少ないらしく、あってもすぐに自国民から袋叩きにあってると読むとちょっとホッとする。

　そうした中でも目立つのが「日本人は混乱の中でも秩序正しく行動し暴行や略奪などの犯罪行為は見られない」といった報道。新聞を見ても多少の店舗荒らしが報道されてはいたが、大規模な暴動的行為には至っていない。

　本当であって欲しいと思う。きっと実際には、ちまちまとした犯罪は起こっているのだと思う。だがそういう報道がされると「他でも起こってるんだからここでやっても良いじゃないか」と思う人が現れてもおかしくない。たぶん、報道管制(もしくは自粛)がされているのだと思う。

　だが、これら日本を好意的に報道する記事は読んだ人に勇気と心理的抑制を働きかける効果を持っている気がする。不用意に混乱や失望を与える報道は行わない方が良い。綺麗ごとばかり書くのにはそうした理由があるのだ、きっと。もちろん、綺麗ごとしかない状況であれば言うに越したことはない。願わくば、そうであって欲しい。

2011年3月6日 【物欲】Decades

「2010年12月16日　【物欲】迷ったらススムくん」の続き。

　今年に入ってもあちこち移動したり訪問したりして、チケット類の整理を年末にまとめてなどムリ！と思いアルバムを購入してしまった。結局５冊、これにまで通り１冊あたり２年分を収める前提で、台紙が薄くかつ安いもの。アルバム表紙の色は'90年代を白、'00年代を青としたので'10年代は赤にした。

　普段アルバムは整理こそすれ見返すことは滅多にない。開いてもそこに写真はない。デジカメに移行しちゃったので貼ってあるのはチケット類のみ。何をしてたかを思い出すことはできても、どんな顔をしていたか見ることはできない。

　この10年、特に後半の5年は割と良く動いたんじゃないか。動けなくなるような大病をすることもなく、長期間かかりっきりになるような仕事のトラブルもなく。両親もまぁ元気で、看護や介護もせずに済んだ。家庭や仕事に追われる同世代の友人を見るにつけ(それが本望な人は結構)、自分は幸運だとつくづく思う。

　これからの10年はどうなるのだろう？先の10年間ほど平穏無事にとは行かないことは覚悟しておかないと。両親のどちらかは亡くなるかもしれない。そろそろ身体にガタが来て入院くらいしてもおかしくない。それに退職しているかもしれないし？

　泣こうが喚こうが日々は過ぎてゆく。自分に出来ることはやっぱり「日々全力」だけ。あとはそう、そろそろ老後の準備について考えてみようかな…新品のアルバムがけっこう重たい存在に見えた。

　ところでこのアルバム、1冊はすぐに使い始めるがその他4冊は当面不用品。分解して台紙だけ先に使ってゆくことにして、表紙とネジは保管しておくようにする。