2011年3月14日 【旅行】両親エスコートin香港（３）

　あまり負担をかけぬよう今回は2泊3日の旅程なので、今日が最終日となる。おまけに羽田便が取れなかったので朝の成田便…実質、観光は1.5日なのだ。止むを得ない。

　ホテルからタクシーで空港へ。月曜だが早めに出発したし街から出る方向なので渋滞はない。チェックイン、出国してラウンジで朝食。ゲート近くのキャセイのラウンジでは同伴者クーポンが使えず"The travelers' lounge"利用となったんだけど、JAL専用エリアがあってそこが混んでるのを除けばここ結構イイん
じゃない？

　JL736は767(JA618J)での運航。成田が強風で羽田にダイバートするかも？ということで期待したのだが残念、難しい風のなか見事に降りてしまった。ただし電力供給の問題から電車が動いてなさそう…飛行中も情報収集をCAにお願いしたらACARSで情報貰ってくれたのだけど状況変わらず…

　JRは終日運休、数時間待って京成ロングシートか？リムジンバスは？動いてるが東京駅方面は夜まで満席、使えねぇ…レンタカーは？燃料不足で貸し出し中止、使えねぇ…仕方ない定額制タクシーだ。小１時間行列、両親を東京駅で降ろして帰宅。道路は空いていた。両親も東海道新幹線～タクシーと乗り継いで無事に帰宅。

　タクシー乗り場は数十人が待っていたが、一人で乗る客も。こんな時だから相乗りさせれば良いのにと思い誘導の係員に問うてみたら「それやると法律違反になっちゃうんです」この非常時にバカオヤジ!!と思ったが、あとで問題になったら責められるのは彼なので仕方ないと思い直した。

　こんな時、事務所で責任持つからとか国交省(なんだろう)特認でとか、まぁそんなの役所に問い合わせても対応する余裕ないだろうからやはり事務所から指示を出して欲しかったなぁ。ただ客同士が話し合ってシェアする分には不都合はないので、当家は前に居たビジネスマンとシェアさせて頂いたのだが(LAX帰りの食品業界Ｆ様、ありがとうございました。JGCでいらっしゃるようなのでいつかどこかのラウンジで)。

　日本国内はバタバタしたが、現地では自分の経験をフルに活かし香港のエッセンスを凝縮して案内できたのではないかな。両親もあまり疲れなかったようで、来年は家族でハワイにとか言い出した。ちょっと考えよう…

(おわり)

2011年3月13日 【旅行】両親エスコートin香港（２）

　朝食はこれまた両親の希望で飲茶。ワゴン式のところが良いというので旺角の「倫敦大酒楼」へ。人出が少ないのでMTR(地下鉄)で行く。通路に面した席ではなかったが難なく席を確保、ワゴンが来たら自分で覗きに行くよう言う。ウチの親はこういうとき物怖じしないので助かる(笑)。160HK$/3人は食いすぎだ！

　チムシャツイより下町っぽくごちゃごちゃした旺角周辺は、街歩きが好きな両親にぴったり。通りの商店、屋台の市場、ビルの公設市場、数ブロックだが結構疲れる。陽射しも強くなってきた。そこで屋内のランガムプレイスへ、スタバで休憩。

　昼は西貢へ海鮮を。旺角からミニバスが出ているのでそれで。色々な交通機関に面白がって乗ってくれるのはありがたい。西貢近くは渋滞、今日はこの周辺でロードレース(マラソン)大会が開かれてるらしい。桟橋沿いを見物これまた訪問歴のある「洪記海鮮酒家」へ。ここは日本語がほぼ通じないので少々苦労する。少人数だし小食なのが辛いところだが、蝦蛄の唐揚げ、茹で蝦、浅利炒めと頼む。あとビールに野菜炒め、それで690HK$/3人。安くはないけど、開放的な雰囲気(この店は絶対昼間＋オープンエア席にすべきだ)代も入っていると思えば。タクシーでホテルに戻って昼寝。

　夜はスターフェリーで中環、タクシー＋ピークトラムでビクトリアピークへ。幸いトラムは1本待ちで乗れた。何でこんなに空いてるんだ!?ちょうどSymphonyof lightsの時間だったけどあまり良く見えず。山上レストランで夕食、下りトラムは激混みだったのでぼったくりタクシーでホテルまで。バス＋フェリーでも良かったのだが、やはり年配者が居ると何かと気を使う。

　今日は両親とくに父親の歩行速度が鈍っているのがショックだった。外見はほとんど変わらなくても昨年の手術以降、めっきり行動力が落ちていると言う母親の言葉がようやく理解できた。そうして、子は親の老いを知るんだね。それでも２人とも自力で歩けているのだから幸せだ。

(つづく)

2011年3月12日 【旅行】両親エスコートin香港（１）

　昨年ちょっと大きな病気をした父だが幸い経過も順調、普通には生活できているため数年ぶりに家族旅行をすることにした。正直「いま行っとかなければ」と言う気もするし。

　本当はアメリカ本土かハワイにしたいとこだが、父が長時間のフライトに耐えられるか分からないため近場にした。過去の欧州行き南回りなどで降りたことはあるが街には出たことないという香港、母も初訪問となる。では渡港20数回の不肖ムスコがご案内いたしましょ～。

　昨夜は地震の影響で大変な目に遭ったが、飛行機は予定通り運航されると言う。ならば頑張って行こう。着いて昼寝すれば良いんだし。出発は羽田から。ターミナル内には昨夜到着したのか、出発便キャンセルされたのか、泊まったらしい旅行客が多数。JALのジャンパー来たスタッフが三角おにぎりを無料で配布していた。特典クーポン使ってラウンジへご招待、スマンねファーストラウンジへは２名連れてゆけないの。それでもゆったりした雰囲気を喜んでくれてはいたが。

　年末にも乗ったJL27便は地震の影響なのか機材変更(JA711J)、おかげで予約していた席はプレミアムエコノミー席となりラッキー。羽田新国際線は勿論、香港チェプラクコク空港も初めての２人。親父ぃ、アジアもずいぶん綺麗になったもんだろう？ちなみに機内では「けいおん！」が5/6話に代わっていたw

　３人なので街までタクるのも良いが、観光バス代わりに空港バスで参ろうか。A21系統に乗り、徒歩でホテル(インターコンチネンタル)へ。見晴らし良いバスは何回乗っても飽きない。チェックインするとアンバサダー会員になったお陰のアップグレードでビクトリアハーバーの見える部屋！ベッド２つにエキストラ入れてもまだ歩き回れる広さがある。素晴らしい♪

　行動プランは考えていたが昨夜の寝不足のため予定変更。ハーバー見ながらお茶飲んでゆっくりして、夕食何ヶ所か考え迷ったがホテルから歩いていける「鹿鳴春」に18時開店と同時に突撃、予約なしで座れたが30分遅れていたらアウトだった。母の要望で北京ダック、ふかひれスープなど食べるが結構イイ味だったように思う…900HK$/3人。

　コンビニでワインを買い、ホテルに戻ればちょうど20時のSymphony of lightsだ。部屋の窓が開かないため光だけの見物になるがそれでも見事なもの。驚嘆する両親を見て、被災者、関係者には申し訳ないが旅行を決行して良かったと思うのだった。あ、そうそう今回はデジカメ忘れたので写真がないのです。なんてこったい！

(つづく)

2011年3月7日 青空、ひとりきり

　楽しいことなら何でもやりたい
　笑える場所ならどこへでも行く
　…(by 井上陽水)

　人生なかなか、楽しいことを何でもやると言うのは難しい。時間的な制約、空間的な制約、金銭的な制約…皆さん、「できる範囲」で幾つかの選択肢がある場合、どのようにして「やること」を決定しているのだろうか？（「やりたいことが見つからない」なんて論外だし、そんな人は僕の友人にはいないと信じている…「やりたいけどできない」って人は多いかもしれないが）

　「そのとき一番やりたいことをやる」と言うのがごくごく普通の答えだと思うのだけれど、どれもこれも一番な場合は？うーん、うーん。。。

　こんな基本的なことを訊きたいほど、今はやりたいことが多い。多過ぎる。シアワセだ。

　一方で、制約条件を緩和するという考えもできると思う。時間に余裕のある職業に変わる、趣味を楽しめる空間のある土地へ転居する、より多くのお金を使えるよう収入を増やすもしくは支出を減らす努力をする…そんなに上手くいくはずがない(笑)。

　手段は幾通りもあるはず。だから、より楽しい人生を送れるよう貪欲に生きたい。少なくとも人生を愉しむことにおいては、「肉食系」でありたいと思いませんか？