日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
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2011年3月26日 震災関連UP & DOWN (DOWN編)

2011-03-30 21:39:30 | エセ善人ねた
 ボランティア先で「お昼に」とおにぎりが出たのだが、外に行ったので食べずに持ち帰った。よし、今晩は現地ボランティアに行ったつもりであと缶詰だけにしよう!ちょっと前に補充した、鯨の大和煮だかがあったよな…キャンプ用のクッカーに入れ暖めていて、ふと先日の新聞記事を思い出した。

 鯨?そう、鯨だった。三陸のどこかの港町、鯨の解体工場があって、建物や機械は全部津波で流されてコンクリートの上に作られた巨大な「まな板」(解体台)だけが残ってる。当然、人的損失もあったはず。あれ?この缶詰どこのだっけ…?温まった缶を引き揚げラベルを見る。「宮城県石巻市鮎川」の文字が。あぁ、やっぱり…

 たぶんこの缶詰の鯨肉は、新聞に出ていたあの台で切り取られたものなのだろう。そして総てが流されてしまったあの町のどこかで缶詰にされたのだろう。そして、製造に携わった人々、ひょっとしたらこの缶詰に触れた工場のどなたかは、津波に犠牲になっているかもしれない。

 百聞は一見にしかず。悲惨な映像を見るより、涙の記事を読むより、これまでで一番被災者のことが胸に迫ってきた。かなり気分が落ち込んだ。電燈を消して、ランタンのか細い灯りで食事した。でもそれって所詮、自己満足でしかないな。雰囲気に浸ってるだけじゃない?もう少し冷静にならなきゃね。弔意のネガティブパワーは復興支援のポジティブパワーに変えないといけない。
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2011年3月26日 震災関連UP & DOWN (UP編)

2011-03-30 06:09:09 | エセ善人ねた
 今日はじめて、支援活動のお手伝いと言うのをした。

 3連休の旅行をキャンセルした反動で今週は出かけようと航空券・指定券を確保していたのだが「男手が要りそうなボランティア活動あるんだけど来られない?」ってメールが要請師から来たものだから…幸いキャンセル料はJRの数百円で済むことが分かったのでそっちを手伝うことにした。お手伝いに行ったのはここ。

 被災地のこどもを救う会
 http://blog.livedoor.jp/konoyubitomare2011/

 「男手が要る」って言ったのは、事務局(民家)に送られてきた支援物資を仕分け所(貸しスタジオ)に運ぶ部分が大きくて。要請師のエルフUTとウチのファーゴにほぼ満杯、何とか1回で運べたけれどこれが普通の乗用車だったらどんだけ大変だったか。送られてきた段ボール箱の中には男二人で運ばなければならないようなものもあって。会の発足経緯などあって作業者は女性ばかり、男手は2,3人だったのでこの時ばかりは重宝がられた。

 仕分け所での作業は、個々の段ボール箱の中身を全部出して種類・サイズ別に分け再梱包(原則、宅配会社の箱に統一)するというもの。子供用なのでサイズが細かく大変。んだけど子供服を扱った経験がないのでそちらは女性陣に任せ、靴だけ一手に引き受けた。靴は一足ずつポリ袋に、マジックでサイズを書いて入れるんだ。こうしておけば配るときに「サイズ幾つ?はいっ」って渡せるから。あとは発送用の箱を組んだり不要の箱をつぶしたり、仕分けされた箱の整理とか。

 感想その1。子どもの服や靴って本当にちっちゃくて可愛いものが多い。13.0cmのNew Balanceとかあるんだよ!両親とジジババの財布があるからなんだろうけど高いんだぜアレ。でもあぁいうの見ちゃうと着せたくなるのが親心だろうね…ウチの親が「せっかく買ってやったブーツを1日で穴あけてダメにした!」と今でもブツブツ言う気持ちが少し理解できた(動き盛りの子どもにそんな貧弱な製品を買い与える方が間違ってると僕は思うんだけど)。

 感想その2。救援物資の話でゴミ処理と間違えてるようなモノを送ってきた、って話を聞くけど、今回の仕分けでも「仕分け不能」で処分保留になったものがあった。現地での配布の容易性を考え厳密な仕分けをしているせいもあるけど、その数、45L入りポリ袋で20くらい。サイズのタグが付いてないとか、洗濯されてないとか、子供用を募集してるのに大人用とか…ただしどうしようもないってほど酷い物はないようで、少し時間をかければ使い道はありそう。なので海外の震災支援や繊維問屋に回せないか、検討されると思う。とにかく、保管場所と仕分けの工数確保が問題なんだ。

 感想その3。それでも、この会に送られてきたものはかなりマトモだと思う。きちんと仕分けされているものも多かった。明らかに新品を買って送ってきてくれた(衛生用品箱ごととか)ケースさえみられた。で中には沖縄からの寄贈もあった。「こども」に的を絞った募集は他にないのか目立たないのか、共感を得られやすいのだろうな。やはり送り手も受け手も親だという意識で繋がっているからだろう。

 本日の作業で仕分けされた衣料、約80箱。火曜日に運送業者が取りに来て仙台と山形経由宮城某所に送られるとのこと。少しは力になれたんじゃないかな?悲壮な感じじゃなくワイワイやりながらってのが良かった。声を掛けてくれた要請師と、僕の誘いを二つ返事で受け手伝ってくれた「娘」あやに大感謝(若いのに積極的に参加し明るく良く働いてくれる、素晴らしい!)。

 9時前に家を出て戻ってきたのが19時、おかげでライブには行けなかったけど納得ゆく1日だった。ボランティア疲れにならない程度に、これからも色々なお手伝いをしてゆきたい。

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