日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
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(Live) PRISM

2011-04-21 22:13:31 | 音楽、ギター、カラオケ
 待ちに待ったPRISM新アルバムが3月に発売され、それを記念しての「レコ発ライヴ」に行ってきた。最も大半の曲は今年に入ってからのライヴで演奏しているのだが…と言うことでいきなりのセットリスト。

・Time Warp
・湖と空
・Tomorrow
・Magic Words
・Morning Light
~Cycling
~Dancing Moon
~Love Me
~Viking II
~Tornado
~PRISM
(休憩)
・Sundog
・Palace in the Sky
・Sad Moment
・Ones
・Deep Blue Sea
・Big Fun
(アンコール)
・Memory of the Moment

 いや、参りました。アンコールを除き、新作"Palace in the Sky"と30年以上前のデビュー作"PRISM"をそれぞれ全曲と言うシンプルさ!しかも「1stアルバムメドレー」は収録順と言う徹底ぶり!

 スタートはスラップショットなベースラインが印象的な"Time Warp"から、これCDよりライヴの方がベースラインが際立ってイイな?これまで以上に「治郎さんカラー」が出てる感のある本作のレコ発ライヴのオープニングに相応しいんじゃないかな。相応しいといえば今日は日ごろのライヴハウスと異なり一段高いステージと客席がはっきり分かれ、スモークに凝った照明と演出も豪華。やはりこういう場所での演奏こそこのバンドの実力に相応しい(でもちょっと寂しい)と思ったり。

 どんどんリズムの変わる"Magic Words"でスタート、コレはハマる(笑)。ヤバい、メロディよりリズムおっかけ隊になってる…でもこの曲での(和田)アキラさんのカッティングは何度聴いても凄みを感じる。

 オールドファンにとって涙モノの「1stアルバムメドレー」、ここ暫くのライヴでもどれか演ることはあったけどまさか全曲とは…しかも今日の"Morning Light"はオープニングのハイハットがオリジナルのパターン。そうそう、ここに憧れてドラムを始めた(学生当時)んだよなぁ…結局無謀なチャレンジは失敗だったけど、30年を経てまたドラムを始めた自分がここにいる。自分にとって懐かしい以上の意味を持つプレイだった。万作さんありがとう!そう言えば初めて「ユニゾン」を聞いたのもこのアルバムだった。ここまでピタッと合わせられるのかと驚愕したっけ。もちろん、今日も。

 自分が聴きに行くときはいつも3人編成だけど、今日はCDと同じく、Key.に渡部(わたなべ)チェルさんが入っている。「1stアルバムメドレー」が結構オリジナル風味に出来たのもKey.がいたおかげ。音色的にちょっと他のパートの音と馴染まないように感じる曲もあったのだが、「!」と思ったのが"Sad Moment"。故深町純さんの曲をPRISMで録ったもの(アルバムのエレピは深町さんの音)だが、チェルさんのプレイもしみじみ良かったなぁ。今日は満席の客席も拍手以外静かだったのだけど、この曲のときは本当に静まり返っていて、その150人の客席にエレピの音が沁み入ってゆくようだった。万作さんの「深町さん、聞いていますか?」なんてMCは反則だよ(涙)

 何しろ新作を全曲+メドレーと曲数が多い+会場の時間制限があるとのことでMCはミニマム(笑)、ついでにレポートもミニマム(爆)。アンコールの"Memory ofthe Moment"もねー、"PRISM Live"って確かCD化されてないアルバムに入ってる演奏が良くて何度も聴いたよなー。

 New & Old。進化するものと変わらないもの。会場で会った「PRISM仲間」は1stアルバムの曲を知らない人も居たけど、それでも楽しんでいたとは思う。他のお客さんも同じこと、いつまでも2度目のアンコールを求める拍手が止まなかったのが何よりの証拠だと思う(時間の都合か無かったのは残念)。

 終演後は新作を買い、今日プレイした4人に盤面にサインを頂いて帰宅した。


 渡部チェルさんのBlog:http://cher3.seesaa.net/

 2011年4月15日 渋谷・BOXXにて
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【映画】 サラエボ、希望の街角

2011-04-21 07:05:47 | 本・映画・展覧会
 ちょっと気になる映画があったので、わざわざ水道橋まで出かけた。ちなみに岩波ホールは初訪問。選りすぐりの名画(マニアックとも言う)のみを上映すると言うが果たして…?

 内戦終結後、平和が訪れたボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボ。キャンビンアテンダントである妻と航空管制官の夫に子どもはいない。勤務中の飲酒がばれ解雇された夫は、再会した内戦時の戦友に誘われ「キャンプ」へ。そこはイスラム教を説く洗脳の場だった…次第にエスカレートしてゆく夫の信仰は妻との間に亀裂をもたらし、そして遂には…

 別に反イスラムという主張ではなかろう。もしそうだとすれば、布教を悪し様に描きすぎだ。では何を訴えたかった映画なのか?人の心の弱さ、戦争のもたらした傷跡(本人だけでなく親族も皆なんらかの被害者だ)。

 残念ながら、サラエボの街の光景はあまり見られなかった。狙撃手(スナイパー)通りとか破壊され放置されたままのビルとか、象徴的に登場するのではないかと思ったのだけれど。

 ストーリーがあるようなないような、終わり方も何となく中途半端な印象。ちょっとストレスの溜まる作品だった。

 2011年4月14日 岩波ホールにて
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