訪問したIさん宅の被害は浸水、ヘドロの流入。1ヶ月の間にボランティアと共に掻き出し洗浄してようやく家の中で寝られるようになったのだと言う。床面近くに置いてあった電化製品は総てアウト。電話線もショートしたらしく不通。建物だって表向きは大丈夫そうだが床下にヘドロが残っており断熱材のことを考えると「下回り」は総とっかえしないとダメなのでは…
被災地で走り回り、カメラを向ける心無い人々について報道されているが、Iさんは我々をクルマに乗せそこら辺を走り回って下さった。現地を見届け、地元に帰って惨状を広く伝えて欲しいと言うお気持ちなのだろう。だが百聞は一見にしかず、カメラで切り取った画像では伝えられないほど、どこまでもどこまでもむごたらしい光景が広がっていた。
すごい、ひどい、むごい。その程度の言葉では到底表現しきれない。それなりに片付けられ、とりあえずは視界に遺体が入ってくるわけでもない。それでもなおこの光景である。写真は「田んぼ」の光景。いったいどこの田んぼにクルマの上に漁船がいると言うのか。仮にこうした瓦礫が片付いたとして、一面に潮を被った土壌での農作物作りは困難に違いない。
「行くな」「見るな」は間違っていないかもしれないが「行け」「見ろ」もまた間違ってはいないと思うのだ。そして付け加えよう、「動こう」と。
被災地で走り回り、カメラを向ける心無い人々について報道されているが、Iさんは我々をクルマに乗せそこら辺を走り回って下さった。現地を見届け、地元に帰って惨状を広く伝えて欲しいと言うお気持ちなのだろう。だが百聞は一見にしかず、カメラで切り取った画像では伝えられないほど、どこまでもどこまでもむごたらしい光景が広がっていた。
すごい、ひどい、むごい。その程度の言葉では到底表現しきれない。それなりに片付けられ、とりあえずは視界に遺体が入ってくるわけでもない。それでもなおこの光景である。写真は「田んぼ」の光景。いったいどこの田んぼにクルマの上に漁船がいると言うのか。仮にこうした瓦礫が片付いたとして、一面に潮を被った土壌での農作物作りは困難に違いない。
「行くな」「見るな」は間違っていないかもしれないが「行け」「見ろ」もまた間違ってはいないと思うのだ。そして付け加えよう、「動こう」と。