サンパウロは行ってみたいけど、南アフリカのヨハネスブルグ同様に遠いし危ない街ってイメージがあります。なので、なかなか行く踏ん切りがつきません。この両市はツアー参加で行くのが吉でしょうか…
で、本展に展示されている作品群はすべてモノクロ、割と粒子もザラザラした感じに見えます(撮影データ不明)。明暗くっきり、コントラストはっきりは良いのですが、それが街への先入観と相まって相当に「ヤバい」感じを受けます。おまけに撮影対象がスラムっぽい建物とか、いかにも低所得者層っぽい、ジャンク喰って肥満な人とか、階段に流れるどす黒い液体とか、落書きだらけの廃車体(街中に放置されてる)とか。
うわっヤベェ!と思わせるに十分な作品群なのですが、不思議と嫌悪感は起こりません。目を背けたくなるグロな映像もないし、淡々と見入ってしまう…申し訳ないけど傍観者な目で観ることができてしまうのは何故でしょうか。まるで、安全なツアーバス(いや、サンパウロではチャーターバスすらも襲われるそうです)のガラス越しに街を観ているかのような錯覚を覚えます。この辺、カメラマンの計算通りの反応なのでしょうか。
「見なきゃ良かった」と言うことはなく、自分の目で印画紙の内容が事実なのか確かめたい、そんな気にさせられた展示でした。
2012年1月26日 新宿ニコンサロンbisにて
で、本展に展示されている作品群はすべてモノクロ、割と粒子もザラザラした感じに見えます(撮影データ不明)。明暗くっきり、コントラストはっきりは良いのですが、それが街への先入観と相まって相当に「ヤバい」感じを受けます。おまけに撮影対象がスラムっぽい建物とか、いかにも低所得者層っぽい、ジャンク喰って肥満な人とか、階段に流れるどす黒い液体とか、落書きだらけの廃車体(街中に放置されてる)とか。
うわっヤベェ!と思わせるに十分な作品群なのですが、不思議と嫌悪感は起こりません。目を背けたくなるグロな映像もないし、淡々と見入ってしまう…申し訳ないけど傍観者な目で観ることができてしまうのは何故でしょうか。まるで、安全なツアーバス(いや、サンパウロではチャーターバスすらも襲われるそうです)のガラス越しに街を観ているかのような錯覚を覚えます。この辺、カメラマンの計算通りの反応なのでしょうか。
「見なきゃ良かった」と言うことはなく、自分の目で印画紙の内容が事実なのか確かめたい、そんな気にさせられた展示でした。
2012年1月26日 新宿ニコンサロンbisにて