日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
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【写真展】 エドワード・レビンソン写真展「マインド・ゲーム」

2012-02-29 21:49:20 | 本・映画・展覧会
 銀座が水曜日の回遊コースになりつつある…のか?この平和が永く続けば良いのですが(笑)

 案内ハガキのショートコメントに「1枚の写真の中に、ユーモアや世評や社会的な要素を表現し、また抽象的な静物の美的世界を創出するために、3つのイメージを結合させた新しい作品群です」とある。うん、作品を観た後だと何か頷けますぞよ?

 エドワード・レビンソンさんは日本に住んで久しいらしい(HPによれば1979年からだそうだ)。今回の作品はピンホールカメラで撮った3つの画像を合成したもの集。…と言う表現は正しくないのか?ピンホールカメラで1枚の中判サイズフィルムに3回撮影したもの(多重露光みたいな要領かね?)を現像すると、コラージュされたような1枚の写真ができあがる、これで分かるでしょうか?(汗)

…要は、出来上がった写真をコラージュしたものではなく、撮影時点でコラージュ(みたいな…実際には各回それぞれの結像位置は決まっている)がされているってことだ。

 で、何となく分かった方法で撮影された作品は、いかにも外国人が興味を持ちそうな日本の風景(光景)って感じばかり。長年住んでる割にはベタだなぁ。きっと海外で紹介されることを計算しているのでしょう。そうしたテーマが、1印画紙あたり3つコラージュされた像で表現されているのですが、分かったような分からないような。タイトル及び撮影場所の案内書きがつけられていたので助かったけど、これは僕のタイプではないと思いました。もちろん合う合わないは個人的問題ですヨ。

 会場にはレビンソンさんの著書(日本語)も数冊置かれてあって、それは良いのだけれどせっかく案内書きに「直径20cmの丸い(空き缶で作った?)ピンホールカメラ」と書いてあるのだから、現物を展示して欲しかったです。そうすれば作品だけでなく、彼が表現の手段として多用しているピンホールカメラの理解者も増えたことでしょう。

 ところで、「秋葉原」という作品にある3つの画像のうち一つに「わたしたちは、いつまでも放課後です」とあるのを見落としませんでしたよ私は!(爆)
 
 エドワード・レビンソンさんHP:http://www.edophoto.com/jp/

 2012年2月22日 EIZO Galleria Ginzaにて
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2012年2月18日 大人の社会科見学(1)~(目黒区)川の資料館

2012-02-29 07:34:44 | ノンジャンル
 中目黒へは仕事で毎週行っている。

 以前、打合せが終わって目黒川沿いでひといき入れた時、「資料館」という文
字が目に入った。それ以来気にはなっていたのだが、生憎と開館は週末のみ。平日に仕事で訪れるエリアを休日に訪れる気にはなかなかなれず放置状態だったが、せっかく六本木まで来たので日比谷線にもう少し乗って中目黒へ足を伸ばした。場所は山手通りを少し五反田方面に南下したところ。通りと目黒川の間。

 ちょこっと目黒川とそこに棲む生き物について解説してある程度じゃないかなと思ったら大間違い、意外と建物も大きく、かなりしっかりした内容。水質汚染の話とか、ハザードマップとか(最近整備された資料ではなく以前から整備されてた模様)、あと建物は大水の調整池の上にあり、そこの構造模型や建設ビデオやら。

 管理者と言うか学芸員の人が居て、実に詳しい。生物よりも水質とか浄化とか擁壁の構造とかに興味があって色々と尋ねたのだがよどみなく教えて下さる。ちょっと思いが強すぎて引いちゃう人が多いんじゃないかと心配になるが、ともかく大変勉強になった。家庭や小さな飲食店からの廃油がなくなれば…ご家庭で洗剤で食器を洗う以前にボロきれ(ペーパーナプキンは勿体ない)で油分を拭き取ってから少量の洗剤で洗えば、川はもっと綺麗になるのに…と廃油ボールの実物(そんなものまである!)を見せてくれながら無念そうに説明してくれる姿が印象的だった。

 大変よい施設なのだが、残念なことに3月一杯で閉鎖、移転予定。移転後、今の規模より大きくなるか小さくなるのか…どうやら小さくなりそうなので、ぜひこの3月の週末にお出かけ下さい。

 HP:http://www.city.meguro.tokyo.jp/shisetsu/shisetsu/bijutsu/kawa
/index.html
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【映画】RAILWAYS~49歳で電車の運転士になった男の物語~

2012-02-29 06:05:03 | 本・映画・展覧会
 映画を見損ね、続編が出たので「予習」のつもりで友人からDVDを借りて、でもそれも中々見られずにようやく…その間に続編の上映は終わってたorz...ともかく。

 ストーリーは他愛ない。仕事一筋、家族すら顧みなかった男がふとしたきっかけで子供の頃の夢を実現すべく、恵まれた(?)環境を投げ出し故郷のしっぽけな私鉄電車の運転士になるお話。主な舞台は山陰・出雲地方を走る「バタ電」こと一畑電車で、「名脇役」となるのが古豪・デハニ50。

 鉄道好きとしてデハニに惹かれるかなと思いながら見始めたが、見終わった印象はそうでもなかった。月並みだけれど家族のありかた、特に年老いた両親への接し方(距離のとり方)、旧友や地元の人々との付き合い方。そんなことばかり気になってしまって。

 中井貴一の主人公、なんか運転士になった喜びとか故郷の大地を走る満足感とかが伺えないんだな。元々が感情を顕にするタイプの役はしない人なので。逆に言えばそのぶん大仰でなく、リアリティがあると言うか。

 続編は三浦友和+富山地方鉄道です。当然、見てみたい。さてその次は…?佐藤浩市+大井川鉄道(SL)あたりですかね?何だかんだ言いつつも、やはり列車の走る地方の風景は絵になりますので見たいのです。

 一畑電車HP:http://www.ichibata.co.jp/railway/
 デハニ50を運転するJALPAK:http://www.jal.co.jp/domtour/shunkan/course2011/413/

 2012年2月16日 自宅にて
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