日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
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(Live) 下山亮平

2012-02-22 20:56:07 | 音楽、ギター、カラオケ
 アコギの上手い人を何人も知ってしまった現在、全員のライヴをフォローするのはムリ!いきおい、自分の所用や仕事との兼ね合い、他のライブとの日程との調整により行くライヴを「厳選」することになります。その中でも下山さんのライヴはプライオリティ上げて行きたかったもの。何度かのチャンスを悉く逃したので、本当に「ようやく、ひさびさ」感が強いです。昨年9月以来かなぁ。

 今日の会場は前にも来たけど、個人的にはちょっと大き過ぎる。もっとこじんまりとしたハコで聴きたいと言うのは我儘、ファンとしては集客力があることをお祝いすべきですね。では開演です。以下セットリスト(○はカヴァー)。

(1st stage)
・Philosopher's stone
・Quirky steps
・降る雪を見ればセンチメンタル
・Resolution
 →10代に作曲されたそうだが、持てる限りのテクニックを駆使しようという意気込みが随所に見られ、今とは違和感さえ覚える曲。
○You don't know me
○Danny boy
・街灯
・Water Dance
 →Youtubeでカバー演奏されてる「奏帆(かなほ)」さんの紹介あり。帰宅して聞いたがまだ若い(中学生か高校生)のに上手いですねぇ!

(2nd stage)
・Desperado(カヴァー)~Brown sugar
・Indian summer
・(新曲その1)
 →「人混みで賑わう街、僕はちょっと肩をすぼめて一人で歩く」と言う印象を持ちました。明るさの中にちょっと寂しさがある。落ち込んでいてふと周りを見ると明るい景色が広がっている。そんなイメージ。「そぞろ歩き」なんてタイトルいかがでしょう?(笑)
・(新曲その2)
 →ちょっと静かでしんみりとした曲。「思い出の風車」と勝手に命名。正式なタイトルとどれくらい「落差」があるか、楽しみです。
・night song
○Raglan Road
・冬の銀河
・Wedding bouquet

(Encore)
・陽光

 演奏で特に感じたのは、ライヴらしく緩急をしっかりつけたスタイルで演奏されていたこと。過去は比較的オリジナル(CD)に忠実だと感じたのですが、今日はあれって思えるほどスローに弾いたあと一気にスピードに乗せるようなプレイが見られ、ライヴ聴いてるって満足感に心底浸れました。お使いのウォーターロードのギターが変わったわけではないが、以前より低音が抑え目で全体のバランスとしては纏まりが良くなったように感じました。個人的にはもう少しドーンと出ても歓迎なんですけどね。

 ちょっと残念だったのは(正直に書いておこう)、席が前の方だったのは良いがスピーカーのド真ん前だったせいかリヴァーヴがキツく感じられてしまったこと。特に最初の「Philosopher's stone」など、もっとスッキリした音で聴きたかったなぁ。お隣に座ってた、私より遥かに「下山歴」の長い方も同様の感想だったので、大ハコならではの苦労と言えそうです。ここのような会場の場合、プレイの見られる前方より数列後ろの方が良い音で聴けるような気がしました。

 ところで、今日は本当にMCがなかった(笑)。多くのアコギスト同様、下山さんも「立て板に水」と言うタイプではないのですが(でもお喋りすると楽しい人)、今日は演奏する曲目の背景とかエピソードとかにも殆ど触れなかった。1月は曲作りに集中されていたそうで、本日が今年初めてのライヴだったとか。そのため演奏に集中されていたのかもしれません。

 タイトル未定ながら新曲も2曲聴けたし、隣り合った方々(何れも一人で聴きに来ていた、ギター弾く男性)との会話もはずみ、充実したライブでした。

 2012年2月15日 曙橋・Back in townにて


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【写真展】夏梅陸夫展「光と植物」、(夏梅陸夫写真教室)「光と花の教室」展

2012-02-22 00:15:42 | 本・映画・展覧会
 初めて、2つの写真展を1つのエントリで記録する。

 まばゆい光源と淡いブルーの像の画像が印象的な案内ハガキを以前に入手しており、行ってみた。

 数十点ならぶ作品はすべてほぼ同一の色調、その均質性の高さに驚かされる。キャプションもないため、被写体が何かも分からない。と言うのは、色々な植物それぞれにある特徴を強調した写真になっていないため。なので、とても抽象的と言うのかイメージ的と言うのか、そういった写真になっている。

 会場入り口にぽつりと「カメラ:PENTAX 645D、ソフト修正なし、JPEGにて出力」とあった。修正なし、最近デジカメではRAWで出すと思うのだけど、この点にちょっと感心。少し前のエントリで書いた通り、「きちんと撮り無修正で出す」ことのできる技術はレベルが高いと思っているから。それであの均質性だ、これはスゴイことだと改めて思った。ただしどれも同じように見えて飽きてもくる…


 その夏梅先生の主宰する写真教室の生徒さんたちの作品。共通するのは、画面(殆どはほぼ中央)に光源を置き、ソフトフォーカスフィルタを使ったように柔らかに仕上げる構図。忠実に先生の技法をフォローした作品もあれば、色や植物種の表現に拘った作品もある。模倣には技術が必要だ。独自の表現には想像力が試される。同じ教えを受けているはずなのにずいぶん作風が異なるものだとみれば興味深い。

(参考サイト)RAWとJPEGの関係
http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0611/24/news023.html

 2012年2月15日 新宿・ペンタックスフォーラム Gallery Ⅰ、Ⅱにて


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