ドキュメンタリーであっても戦争物はあまり読まない。愉しむのに必要となる基礎的な戦史を知らないので、「ふーん」で通り過ぎてしまう可能性が大だから。それは第二次大戦、太平洋戦争に限らず「戦」の時代のものに関しても変わらない。
だが本書は第二次大戦史を知らずとも、旧日本軍でこんなことがあったと知り軍隊とは、兵隊とは、戦争とはと考える好材料になり得る。激務のパイロットに覚せい剤を打ったとか、友軍機を撃墜しちゃった笑えない事件とか、終戦直後の抵抗集団とか。何れも想像に難くないし、そういう事態に、環境におかれた兵士たちの気持ちやいかばかりかと思う。
読まないジャンルだから知らなかったが、著者は綿密な調査から旧日本軍の航空物を数多く著している第一人者。それがドキュメンタリーなのか、史実を踏まえたフィクションなのか。こういうテイストのものであれば他の本も読んでみたいと思った。
2014年11月25日 通勤電車車中にて読了
だが本書は第二次大戦史を知らずとも、旧日本軍でこんなことがあったと知り軍隊とは、兵隊とは、戦争とはと考える好材料になり得る。激務のパイロットに覚せい剤を打ったとか、友軍機を撃墜しちゃった笑えない事件とか、終戦直後の抵抗集団とか。何れも想像に難くないし、そういう事態に、環境におかれた兵士たちの気持ちやいかばかりかと思う。
読まないジャンルだから知らなかったが、著者は綿密な調査から旧日本軍の航空物を数多く著している第一人者。それがドキュメンタリーなのか、史実を踏まえたフィクションなのか。こういうテイストのものであれば他の本も読んでみたいと思った。
2014年11月25日 通勤電車車中にて読了