来年はモンゴルへ行こうと思い、関連書籍を探していたら歴史全般でなくピンポイントな方を先に見つけ読んでしまった。しかしタイトルは「事件」ではなく「戦争」、違和感がある。そこが本書の肝と言え、最初に解説がある。
Wikipediaによれば、「事件」は日本・満州側の見解、「戦争」はモンゴルおよび中国側の見解。そしてソ連側の見解は「戦闘」。どうだって良くはないのが国際関係というわけだ。
本書は戦闘の推移については書かれていない。その手の本は幾らでもあるというわけだ。そうではなくて、日本の傀儡・満州とソ連の傀儡・モンゴルの関係、そして舞台となったハルハ河周辺に居住するモンゴル各種族やブリヤート人の置かれた事情、ソ連の対モンゴル政策などについてが書かれており、初めて知ることばかりだった。チョイバルサンは自国民を粛清した大悪人か、ソ連からモンゴルを守りきった賢人だったのか。
戦闘のあった地域はモンゴル東端に近く、ウランバートルから行くのは相当に大変。中国側からだと海拉爾(ハイラル)から日帰りツアーができるらしい。うーん行ってみたい。でも北京からウランバートルまで列車で行きたいので海拉爾はルート違いなのだ…。
2018年9月18日 通勤電車にて読了
Wikipediaによれば、「事件」は日本・満州側の見解、「戦争」はモンゴルおよび中国側の見解。そしてソ連側の見解は「戦闘」。どうだって良くはないのが国際関係というわけだ。
本書は戦闘の推移については書かれていない。その手の本は幾らでもあるというわけだ。そうではなくて、日本の傀儡・満州とソ連の傀儡・モンゴルの関係、そして舞台となったハルハ河周辺に居住するモンゴル各種族やブリヤート人の置かれた事情、ソ連の対モンゴル政策などについてが書かれており、初めて知ることばかりだった。チョイバルサンは自国民を粛清した大悪人か、ソ連からモンゴルを守りきった賢人だったのか。
戦闘のあった地域はモンゴル東端に近く、ウランバートルから行くのは相当に大変。中国側からだと海拉爾(ハイラル)から日帰りツアーができるらしい。うーん行ってみたい。でも北京からウランバートルまで列車で行きたいので海拉爾はルート違いなのだ…。
2018年9月18日 通勤電車にて読了