日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
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【本】「文藝春秋」編集部編 「真相開封 昭和・平成アンタッチャブル事件史」(文春文庫)

2019-06-03 21:57:23 | 本・映画・展覧会
 グリコ・森永事件に始まり、世田谷一家惨殺事件まで、内外34の事件について、記者や関係者が語った短編を纏めたもの。書く方は真剣でも、読む方は野次馬根性でしかないかもしれない。

 迷宮入りになってしまった事件の話なら解らないでもないが、あのとき実はこうだったなんて書きぶりを見ると何で当時それを大々的に公にしなかったのだと思う。が、当然そうならなかった裏事情があるわけで、その裏事情こそ本書の読みどころなのかもしれない。今さら知ってどうなるものでもないのだが。

 本書が書かれて十年も経っていないのだが、それでも本書で取り上げられた諸事件はいずれも随分と前の話であるように思える。昭和はもちろん、平成ですら遠い令和。

 2019年5月14日 通勤電車にて読了
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【本】安田峰俊著 「さいはての中国」(小学館新書)

2019-06-03 06:04:11 | 本・映画・展覧会
 中国の暗部と言うか、知られざる実態と言うか、日本で普通に暮らしていたのでは知り得ない「かの国」の一面を教えてくれる本。面白い。習近平ヨイショの村、ネット中毒患者の巣窟、中国のアフリカ村、鉄道局利権、等々。

 もちろん本書に書かれた中国の姿は事実であっても大勢ではない。それを承知し「こんな一面もあるのだ」と言うスタンスで読むことが大事。読んで中国嫌いになることはない。まあそんな国だろうと思っているので。彼の国とは未来永劫、根本的に理解し合える日は来ないと思う。

 2019年5月13日 通勤電車にて読了
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