先日読んだ「富士そば」会長の本に実名で登場した東海林さだお氏は「ショージ君」シリーズや「丸かじり」シリーズが有名。ただし昭和の作家と言うイメージがあり今さら感は否めないが…そんな著作群の中に単発物で立ち食いそばの本があったので読んでみた。ちなみにamazonで「立ち食いそば」と検索すると、首都圏うまい店100選的な本が何冊も出ていることに驚かされる。
300ページほどの本書の半分くらいが立ち食いそば関連の話、内容は主に「富士そば」のメニュー全品制覇を目指した食日記。結果は読んでのお楽しみ。トッピング一品ごとに著者の思うところが書かれているのが面白い。もちろん読者は己の見解と較べることになろう。立ち食いそば編の最後に「富士そば」創業者の丹道夫氏との対談録も収められているのが自分にはボーナストラック的だった。
ところで、著者のイメージする立ち食いそば屋の店員なり客の態度や振る舞いはいかにも昭和的。作品はそこまで古くないのだが…今は寡黙一徹なオヤジなどまず居ないし(普通のそば屋なら居るかも知れない)、ニヒルな客の姿も見かけそうにない。やはり「ショージ君」は過去の人か。
2019年5月31日 通勤電車にて読了
300ページほどの本書の半分くらいが立ち食いそば関連の話、内容は主に「富士そば」のメニュー全品制覇を目指した食日記。結果は読んでのお楽しみ。トッピング一品ごとに著者の思うところが書かれているのが面白い。もちろん読者は己の見解と較べることになろう。立ち食いそば編の最後に「富士そば」創業者の丹道夫氏との対談録も収められているのが自分にはボーナストラック的だった。
ところで、著者のイメージする立ち食いそば屋の店員なり客の態度や振る舞いはいかにも昭和的。作品はそこまで古くないのだが…今は寡黙一徹なオヤジなどまず居ないし(普通のそば屋なら居るかも知れない)、ニヒルな客の姿も見かけそうにない。やはり「ショージ君」は過去の人か。
2019年5月31日 通勤電車にて読了