日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
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【映画】AKIRA

2020-07-01 20:00:00 | 本・映画・展覧会
1980年代前半から連載された作品のアニメーション版は1988年に制作された。その4Kリマスター版がなされ、円盤発売だけでなく劇場でも再公開されたので観に行った。

 原作自体、「大友以前、大友以後」と謳われるほど従来のマンガと一線を画す手法、技法が斬新だったのは覚えている。アニメ界のデジタル化前夜に作られた本作が、最新技術で再び世に出たのが昨年、まさに作品の舞台となった2019年。

 内容とクオリティのどちらについて語ったら良いのか。やはり画とくに背景のことかな。緻密な背景の書き込みは原作より幾分略されている気がするが、それでも凄い。これCGじゃないセル画なんだよね?そしてアニメーションらしく、光の展開がすさまじく美しい。冒頭シーンでは舞台「ネオ東京」の夜景と、バイクのテールランプの光跡が印象的。

 ストーリーは煎じ詰めれば科学の暴走と人間の尊厳、中心となる少年(ポスターの人物、ちなみに彼はタイトルの「AKIRA」ではない)が敵対暴走族を金属棒でバイクから殴り落とすような凶暴な仕業をするのに陰がなく軽薄なのは実在感に乏しく、暴走豹変する彼の仲間の少年の方がよほどリアリティに富む。それにしても核爆発、ビル崩落、東京オリンピックと、「30年前に今日を予言していた」と言われるのも道理なストーリー展開。幸いにも現実の東京は、本作のネオ東京ほど荒んだ街にはなっていないように思える。

 30年前の作品ではあるが、テーマは普遍的であり、画質音響は現在のレベルであり、充分に今どきの鑑賞に堪えうる佳作と言うより、今こそ様々な想いを持ちつつ観るべき作品なのではないかと思った。やはり大友克弘は凄かった。

 2020年6月13日 TOHOシネマズ川崎にて
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2020年6月12日 【エセ善人】献血90回

2020-07-01 06:00:00 | エセ善人ねた
 さいきん海外へ出かけていないので、何の制約もなく最短間隔で献血ができる!と言う訳で行って参りました。前回(2月)は新型コロナ騒ぎ突入間近で空いてると思ったらメチャクチャ混んでいて、今回は外出自粛いちおう解除で混んでるかと思ったらガラガラ、待ち時間ゼロで超スムーズ。でも採血(400m)はいつもより1分多く、6分かかった。それにしても毎回、比重がギリギリ。最低値14.0のところ14.1が続く。

 帰宅して献血カードをよくよく見たら、今日がキリよく90回だった。献血には年齢制限があるので、あと10回やって100回できるかなあ。次に全血でできるのは11月か。海外旅行再開は早くてもそれ以降にしよう。

 画像は今日の「お土産」の一つ、乃木坂46のファイル。ファンである知人にプレゼントする。
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