日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
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【本】高野秀行著 「イスラム飲酒紀行」(講談社文庫)

2020-07-03 20:00:00 | 本・映画・展覧会
 高野秀行は酒飲みである。休肝日はまだない。…のだそうだ。そんな人間が酒の許されないイスラムの国々を訪問したらどうなるか。禁断症状でのた打ち回るのだろうか。

 わざわざ火中に飛び込むところが著者(高野)の真骨頂である。本書に掲載された訪問先はカタール、パキスタン&アフガニスタン、チュニジア、イラン、マレーシア、トルコ、シリア、ソマリランド、バングラデシュ。勿論それらの国々でも、外国人御用達のホテルやレストランへ行けば酒は飲めるケースが多い。だが著者が求めるのは、青空屋台であり新宿ゴールデン街であり、要は現地の人に混じって現地で造られた酒だという。これはハードルが高いことが容易に察せられる。

 公式には禁じられているものを飲もうと言うのだから、入手からして困難である。想像してみよ、日本でご禁制の拳銃射撃をしたいと言ったり麻薬を吸いたいと言ったり、公の場では口にするのも憚られるのではないか。ではどうするか。ホテルのボーイにこっそり訊く、タクシーやリキシャの運ちゃんに尋ねる、等々。自分にとって本書の面白いところは、実際に飲んだ酒の種類や味ではなく、著者のこうした馬鹿馬鹿しく注力するその過程である。探検レポートなんて大体が、到達した場所のことよりそこに至るまでの艱難辛苦に重きが置かれるであろう。

 ほぼ総ての人々にとっては馬鹿げた本書における著者の行為は、考えてみれば著者らしく見事な探検レポートなのであった。絶対に真似しようと思わないが。 

 2020年6月14日 自宅にて読了
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2020年6月14日 【バイク】YBR125(FI#2)メッシュシートカバーの製作装着

2020-07-03 06:00:00 | バイク・自転車
 前に乗っていたYBR125時代にも、ネットで色々な改造記事をリサーチしていた。が、メカだけでなく作業が容易なアクセサリ的記事であっても、自分の所有車で実現させたことは多くなかった。とにかく走ることを優先したからか、単に面倒くさがりだったからなのか。その反動か反省か知らないが、今回はチョコチョコ手を出そうと思う。買ったばかり、かつ梅雨どきの今だけかもしれないが。

 前のYBRで8,000kmほども走り回ったが故に効果に期待をし、今回こそはと思ったのが「100均グッズで作るメッシュシートカバー」、リンク許可を頂いてないため直接の紹介は控えるが、我もと思う方は検索いただきたい。個人のブログが簡単に見つかるはずだ。

[購入品] ※記事から時間が経っているため、商品名が一部異なる
・セリア 快適メッシュクッション 39.5cmx39.5cmx0.7cm
・セリア ガードネット大 30cmx30cm
[工具]
・10mmソケットレンチ(サイドカバーおよびシート外し用)
・No.2あたりの+ドライバー(メッシュカバーへのゴム紐通し用)

 記事に記載されている寸法通りに製作したが、メッシュカバーへゴム紐を通す間隔が広すぎたのか、いざ装着しようとすると微妙に長さが足りない…シートとカバーを部屋に持ち帰り、落ち着いて作業をし直したら無事に着いた。記事では長さ30cmとあるが、35cmあった方が余裕があって良いかもしれない。あまり余裕がありすぎるとシートカバーがズレる原因となりそうだが。

 この日は、今回のバイク購入を機に新調したジェット型ヘルメット、フルメッシュジャケット、安全靴そしてLED電球が相次いで到着した。その中からヘルメットを取り、装着したメッシュシートカバーと一緒に撮影した。今回の費用は220円、効果の体感が楽しみだ。
コメント (2)
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