日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
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【写真展】上田優紀展「MANASLU」

2020-09-14 20:00:00 | 本・映画・展覧会
 標高8,000mを超える山は世界に14座、全てがヒマラヤもしくはカラコルム山脈に属するが、どれだけの日本人がその名を言えるだろう?もちろん誰でも言えるのはエヴェレスト(チョモランマ)、次に言えるのは、少なくとも年配者であればマナスルなのではないか。なぜなら、この山を初登頂したのは日本隊であるから。1956年のことで、記念切手まで発行された快挙だった。

 そのマナスルを撮影した写真展、単なる山岳写真と違うのは、上田優紀氏が登山隊に加わって登頂した、その行程で撮った写真であるから。20人ほどもいる隊に参加しての山行は止むを得まい。

 展示されている写真は、単なる山の風景写真だけでなく、隊のメンバーが写り込んでいる記録写真が多い。人が入ることで氷河の巨大さ、山脈の壮大さが際立つ。人間がいかにちっぽけな存在であることか。そのちっぽけな存在があんな高山のてっぺんまで辿り着くとは。

 2020年9月5日 品川・キヤノンオープンギャラリー1にて
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2020年9月5日 大人の社会科見学・都内あれこれ(前半)

2020-09-14 06:00:00 | ノンジャンル
 在宅勤務していると、駅まで歩いて電車に乗って出掛けるのが億劫になる。今日は一念発起、巣ごもっている分を一気に挽回すべくガッツリ動き回った。行きたい場所を開館時間込みでリストアップ、効率的に回るルートをメモして持参する自分らしからぬ用意周到ぶり。

 蒲田駅で「都区内パス」を購入し、いざ都内へ。些細な事ながら紙のキップ(磁気券)には「祝!高輪ゲートウェイ駅開業」の文字が期間限定で入っている。

(1)大森・大森貝墟碑
 見学無料。きっぷを買った蒲田から一駅の大森で下車、最初の目的地の開館時間には早過ぎたので、道すがら以前から気になっていた碑を間近に眺めてゆく。貝墟=貝塚、である。知ってる人もいようが、実は大森貝塚の碑は2つあり、1つがこれで大田区、もう1つはさほど離れていないが品川区であり、そちらは碑のほか一帯が公園になっている。こちらは碑のみ、しかも民間企業(NTTデータ)の敷地内。大昔に仕事で何度も来ていたビルの裏にあり、その頃の無関心が恨めしい。ここも公開は9時からなのだが、なぜか門が開いており入れたことに感謝。

(2)大森・鹿嶋神社
 参拝無料。さらに時間つぶしで寄った、池上通り沿いの大きな社。近寄ると古い木造建築物らしい匂いがする。大きいが豪華でなく質素な感じすら受ける。境内の石段で持参の文庫本を読んで時間調整したのだが、わずか20分足らずの間に6,7人の参拝者がいたのに驚いた。みなお出かけや散歩のついでに立ち寄った感じで、あっという間に消えていった。交通安全、旅行安全の神様だと帰宅してから知った。しまった、しっかりと拝んでおけば良かった。 

(3)大森・品川歴史館
 入館料100円。ようやく予定していた目的地。品川区の起こりと発展具合が展示されていたのは予想通り、あと企画展で1964年の東京オリンピックの時の品川区内聖火リレールートと沿道の写真などが展示されており、風景、写っている自動車ともに興味深かった。

(4)品川・キヤノン ギャラリーS/オープンギャラリー1&2
 見学無料。久々の写真ギャラリー。見学記は別稿にて。

(5)高輪・味の素 食の文化センター
 見学無料。味の素と言えば川崎工場の見学コースだけかと思ったら、こんな施設もあったのね。歴代パッケージ、新聞広告やTV CM、当時の台所&食卓の再現など、広くはないが興味深展示だった。

(6)高輪ゲートウェイ駅(写真)
 今春の話題となった駅、効率優先なJR東の駅にしては空間が広く開放的で好感。直ぐ横は電車庫であり、それを眺められるように簡易ベンチが設けられているのも良い。これまた話題になった構内の無人コンビニで当駅開業パッケージの缶麦酒が売られており、買って電車を眺めながら飲んでしまった。

(つづく)
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