日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
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【本】梅村 達著 「派遣添乗員ヘトヘト日記」(三五館シンシャ)

2020-09-11 20:00:00 | 本・映画・展覧会
 定年退職した企業への再雇用を除けば、シニアが高給なホワイトカラーに就くことは容易ではない。求人を見てもシニア歓迎とあるのは作業員、警備員、ドライバー。肉体労働ばかりである。そんなシニアの経験談が本になったと思ったら、シリーズ二作目として本書が刊行された。将来アルバイトで添乗員になる積りなどサラサラないが、シニアならではの苦労談があるかなと思って借りてみた。

 内容は概ね予想した通り。添乗員とはの説明、難儀な相手は客ばかりではなく、派遣先の旅行会社、同乗するバスドライバーさえもが。知らない方も多いが、ツアーの添乗員って大抵は主催旅行社の社員ではなく日雇い(ツアー単位)契約なんですよ。最近のコロナ禍でツアーがなく、派遣添乗員が仕事なく追い詰められているとニュースになってますよね。

 シニアらしい苦労は主に健康面かな?一方で人生経験を活かした対人関係構築の気配りなども。ゴシップ調でなく、淡々と謙虚な筆ぶりが好ましく思えた。しかし解らないのは、旅がスキとは言え仕事を離れれば対人関係は苦手と言う筆者は、何故この仕事を続けているのだろう。嫌いではないがこの仕事が好きでたまらないと言う熱意は文面から伝わって来ない。単に収入目当てであれば、いつ仕事が入るか判らないこの仕事よりもきちんとシフトの組まれることがあるだろう。そこの納得がゆかなかったので、読み終わっても何となく空虚な感じがした。え、僕ですか?我が心身を磨り減らして何も判っちゃいない人様の世話をするなんざ、真っ平御免だね。

 2020年9月2日 自宅にて読了

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2020年9月2日 【食べ物】川崎・神崎

2020-09-11 06:00:00 | 食べ物・飲み物
 川崎駅から5分ちょっと歩いた場所に、2軒のラーメン屋が隣り合って営業している。2軒とも「家系」を標榜している。ガチでバトってる(笑)。今日は1軒目に入ってみた。

 外の看板で「家系」を標榜しているのに店内には「オリジナルのクリーミーなスープ」、一体どっちなんじゃと突っ込みたくなる。塩とんこつをオーダーした。そもそも家系で塩とんこつってメニューが亜流じゃないかと思いつつ。でも店名に「家」がついてないしな。なんで「神崎家」じゃないんだろう?

 運ばれてきた丼のスープを啜った瞬間、これは「正調」家系ではないと思う。確かに若干のトロ味を感じる。ドロドロの濃厚なトロ味ではなく、僅かに後を引くトロ味、塩味をチョイスしたのは正解だった。むろん家系であるので一般の塩ラーメンのようなクリアスープではない。確かに家系の味がする。海苔にほうれん草のトッピングも家系らしい。スープが亜流(と言っては失礼か)な点だけが違いか、だがその違いは受け容れられるものだった。ごちそうさまでした。
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