日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
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シリーズ・川崎市の銭湯を巡る(12/35) 川崎区・かまぶろ温泉

2021-04-02 20:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク
 川崎市の銭湯訪問、12湯目。今週の探訪先は川崎区・かまぶろ温泉。ちょっとクルマで出かけたついでに寄りたかったので、駐車場のある銭湯を選んだのだった。

 浴室に入る。ペンキ絵も装飾タイルもないが、熱帯魚の入った水槽が壁に埋め込まれている!きっと川崎ではここだけじゃないのかなあ。あまり飼育状態は良くなさそうで、発色に乏しかったのが残念。肝心の浴槽はと言えば割とシンプルに大小2つ、と思ったら入ってすぐ左に温泉の浴槽があった。タイル黒っぽくて気付かなかったよ。温泉浴槽はチョイぬるめ、長時間浸かるには良いね。サウマ室(有料)に水風呂もあった。そのほか、韓国風に浴室内にアカスリ室&ベッドあり。上がればタイ式マッサージもあり、プチ健康ランドの趣き。

 これで凡そ1/3を訪問したことになる。パネルの銭湯名が塗りつぶされてゆく快感はもちろんだが、やはりしっかり浸かって温まる効能も得られていると思う。

 2021年3月25日訪問
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【映画】コクリコ坂から

2021-04-02 06:00:00 | 本・映画・展覧会
 何でいまさら、の作品。だが観た方々よ、覚えているだろうか本作のポスターに書き添えられた言葉を。「上を向いて歩こう。」本作の公開は10年前、2011年。東日本大震災の年だった。そういうメッセージ。震災から10年の3月、色々なことを思い出しながら観ようと、ずっと思っていた次第。

 舞台は東京オリンピック(1964/S39)を翌年に控えた横浜。主人公である、朝鮮戦争で船乗りだった父を亡くした少女と、生い立ちに事情を抱えた同学の男子。学内のイベントをきっかけに互いを意識し好意を抱くようになった矢先、実は二人は兄妹だったことが判り…まあハッピーエンドで良かった。

 自分が生まれる少し前の横浜が描かれ、最近のアニメのように寸分違わぬ街並みに描かれるのではないが、大体あの辺だと判りノスタルジックな気分もひとしお。自分の記憶にもある桜木町駅舎、氷川丸の塗色、横浜市電。一方で戦争の面影、高度経済成長期を控えた時期の大気汚染、整備途上の道路などは記憶にない。この映画ののち、港の見える丘公園にはポールが立てられ、信号旗が揚がるようになっている。10年前の公開時より、自分の幼少期の横浜を想い巡る。

 そして10年前のことは殆ど覚えていないが、震災の日に苦労して帰宅し、実家からこちらへ来る途中に立ち往生しパシフィコ横浜に避難していた両親を夜中にピックアップし、翌朝から家族旅行に出かけたことだけは、自分の生まれた時代の、生まれた町での小さなストーリーを描いたこの映画と共に終生忘れないだろう。

 2021年3月24日 自宅にて
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