日本で最近増えているタイプの生活様式分析、かと思ったら違った。主にタンザニアの零細商人(路上屋台とか)の行動様式と、その背景となる経済基盤に関しての話で実に興味深い。
零細商人に経済的基盤がなく、大量仕入れができないことは理解できる。が、それであるなら我々の理論であれば零細商人同士がまとまって同業者組合を作り、資本を集めて代表者が仕入れを行って単価引き下げと買い付けの経費削減を図るところ、彼等はそうしない。なぜか。友人や、時にはさらに友人に、自分も苦しい中で返済される見込みの少ない小金を貸す。なぜか。理解はするけど共感できないと言うことは良くあるけれど、理解すらできない。個人主義と助け合いが同居しているからだ。
こうした「インフォーマル経済」が根付き、そのような価値観が受け入れられる社会に対して、旧来の資本主義経済やその理論に基づく海外企業の進出や国家による経済的支援を行っても上手くゆかない気がする。
2021年3月28日 JL2060便(福岡→伊丹)機中にて読了
零細商人に経済的基盤がなく、大量仕入れができないことは理解できる。が、それであるなら我々の理論であれば零細商人同士がまとまって同業者組合を作り、資本を集めて代表者が仕入れを行って単価引き下げと買い付けの経費削減を図るところ、彼等はそうしない。なぜか。友人や、時にはさらに友人に、自分も苦しい中で返済される見込みの少ない小金を貸す。なぜか。理解はするけど共感できないと言うことは良くあるけれど、理解すらできない。個人主義と助け合いが同居しているからだ。
こうした「インフォーマル経済」が根付き、そのような価値観が受け入れられる社会に対して、旧来の資本主義経済やその理論に基づく海外企業の進出や国家による経済的支援を行っても上手くゆかない気がする。
2021年3月28日 JL2060便(福岡→伊丹)機中にて読了