日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
お気軽にコメント下さい。

2021年5月19日 【食べ物】武蔵小杉・でこ

2021-06-11 20:00:00 | 食べ物・飲み物
 今日はJR南武線で武蔵小杉駅へ出て、東急線新丸子駅近くの銭湯へ歩いてゆくことにした。10分もかからないくらい近いのだ。と言うことで界隈のラーメン屋を探索して入店。

 一番ベーシックっぽい「追い煮干しそば」をオーダー、それでも900円となかなかの値段。超一等地でもないのに自信の表れか。運ばれてきた丼にレンゲを突っ込み「いただきます」。

 !!かなりの衝撃を受けた。名前から、最近よくある魚粉を効かせた褐色系スープかと想像していたら、実際のスープは少し黒っぽく(海苔の色?)濁った程度のスープ。臭みはないのに味はしっかり、それでいてくどくない。トッピングは切りでも揉みでもない、もっと適当に小さくちぎった感じの海苔が上半分左に、青々とした輪切り葱が上半分右に、そして下半分には鶏と豚の二色大チャーシュー。麺は白っぽい細めストレートで、少しかための茹で具合が心地よい。

 色々なタイプのラーメンを食べてきたが、ここのはオンリーワン的な味わい。それでいて独善的なアンバランスはなく、ユニークながら破綻せずまとまっている。実に旨かった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【本】義江彰夫著 「神仏習合」(岩波新書)

2021-06-11 06:00:00 | 本・映画・展覧会
 神様仏様と続けて唱えられることもあるが、本来は別物であるはず。ところが、「神国」とまで言わしめる、日本古来のものらしい神道と、天竺より伝来の仏教がどこかで一緒になってしまった。それを理屈づける本地垂迹説とは何だろうかと思い本書を借りてみたが、けっこう難しい内容だった。

 結局のところ、我が国の支配層が人心を掌握するため、都合よく理屈づけをした…本書を読んでそう理解したのだが。本書では、そこに至るまでの大化の改新以降のムラのりかた、支配者層の出現、それがムラからクニへと広範囲に渡ってゆくことによる難しさ、人々のものの考え方、などをコンパクトな中に書き連ね、難しいが単に年号や人名を覚えるよりは興味が持てる歴史解説になるんじゃないかと思ったり。

 「神々は、仏の教えを伝えるために我が国(本地)に遣わされた(垂迹)ものである」と言う仏>神の力関係がどうしてスンナリ受け入れられたのか、やれやれこれで矛盾に悩まなくて良くなると諸手を挙げて歓迎されたのか、不思議な気がする。ああ難しい。

 2021年5月18日 自宅にて読了
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする