日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
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【映画】すずめの戸締まり

2022-12-08 20:00:00 | 本・映画・展覧会
 「天気の子」以来の新海誠監督作品である。「君の名は。」からきちんと3年間隔で大作を制作するのはさすが。

 ストーリーやら内容やら細部やら、思ったことは幾らでもあるけれど、やはり本作のテーマ、新海監督が観客に伝えたかった或いは考えて欲しかったことは何か、メッセージについて考えさせられる作品だなと思った。

 作品を観た人々の間で山ほど議論されているらしい、カタストロフについてなのか。愛と自己犠牲についてなのか。正解はあるのかもしれないが、知る必要はないと思う。観た人があれこれ考え、ああだこうだ意見を交わし関係を含め合う、そういう効果こそが監督の求めたものだったりして。

 例によって圧倒される画像の美しさ、景色の書き込みの細やかさに感心しているだけでは、ダメなのだろう。なーんて、深読みし過ぎだったりして!?
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2022年11月27日 【ハイク】愛岐トンネル群・秋の公開を歩く

2022-12-08 06:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク
 旧国鉄・中央本線が昭和40年代に電化され、その時に愛知・岐阜の県境付近の線路が付け替えられた。旧線の愛岐トンネル群は長いこと放置状態だったが、近年保存会によって整備され、年に1,2回一般公開され歩けるようになっている。秋の公開は紅葉シーズンとも重なり、廃線ウォークと紅葉狩りを楽しめ「一粒で二度おいしい」ため、人出を覚悟して赴いた。

 最寄駅である定光寺は小さな無人駅だが、公開期間は快速列車が臨時停車され、JR職員も10人近く臨時配備されていた。その快速列車を降りるとホームから降りる狭い階段の渋滞…線路の擁壁沿いの道を歩くと「入場最後尾」のプラカード、そこから旧線敷への入口までは20分かかった。ゲートで協賛金100円を支払い、保存会が設置した階段を上り旧線敷に出るとトンネル入口がドーン、見事な煉瓦積み、竣工は1900年。

 整備された区間は県境ギリギリまでで、トンネルが6つと本格的。相当な人出で写真への写り込みはどうしようもないが、線路識だけあって数珠つなぎでおしあいへしあいしながら歩くようなことはない。確かに、周辺は紅葉が綺麗であり色付いている樹の周辺では撮影渋滞。途中には仮設トイレや売店もあり、どこも行列。毎年来ているのか情報が出回っているのか、レジャーシートを敷いて弁当を愉しむ人も多数。さすがにバーナー焚いてクッカー使う人は見かけなかった。途中のトンネルごとにポータル(入口)の構造を含めた解説、コース途中には往時の写真展示などもあり、歩いていて飽きさせない工夫がされている。鉄道ばかりでなく沿線の動植物に関する案内もあった。

 小さな川の手前で行き止まり、渡った岐阜県側にもトンネルは続くがこちらは未検証で半分埋まった状態。県が変わると活動が面倒なのかもしれない。帰りは、すぐ横を流れる庄内川に沿った古道を歩いたりして変化をつけ、定光寺駅に戻った。

 大混雑ではあったが、期待以上の鉄道遺産と美しい紅葉を見学でき、足を向けた甲斐のある遠征だった。写真は、トンネル内から見た出口付近の紅葉。
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