10月9日、6日目。昨日はクルマイベントに終始したが、今日は島旅。姫路港にクルマを置き、姫路の沖にある家島諸島を訪ねます。宿は連泊。
(1)男鹿(たんが)島
船が近付くと、大きく削り取られ岩肌が剥き出しになった異様な光景が目を惹く。ここは採石の島、島一周道路も採石場内を通り、休業日でないと歩けない。だが放し飼いの犬がいて危険との情報もあり、早々に島一周ウォークは断念、歩けそうな範囲を歩いてみた(写真左上)。「場内入場禁止」の看板に従うと、歩ける部分は数百mしかない。港にはナンバーなしの車やバイクが何台も、島はそこそこ大きいようでその移動用なのか。その割には人の姿は見かけなかった。平日は大勢の人が働いているのだろう。
(2)坊勢(ぼうぜ)島
港に入ると、係留された漁船の多さと、岸から山の斜面にぎっしり立ち並ぶ家並に驚かされた(写真右)。港にあった地図の「おすすめコース」に従って約5kmのウォーク。完全に島一周ではないが、まあ良いか。岸壁に繋がれた台船上に造られた「船上レストラン」があり、持参のおにぎりランチは夜に回し、地魚の刺身定食を愉しんだ。登録された漁船数では、日本一多い島と言うのも頷ける活気があった。
(3)家島本島
坊勢島からの船は、姫路からの船とは島の反対側である網手(あで)に着く。よって、港を移動するイコール島を半周することになる。2ルートあるうち、遠回りの道を選んだ。バスも通れる幅の完全舗装路だが、通る車やバイクは数台だった。そこそこアップダウンがあり、軽く汗を掻いた。歩いた島の西部は高台で林が濃く、旧坂を下って着いた真浦は、造船所が並び林立するクレーンと狭い湾を埋める各種の船が印象的だった(写真左下)。
今日が祝日のためか、家島本島周辺に停泊している船が多かったが、いずれも採石運搬船のようでどの船にもクレーンが着いている。ガット船と呼ぶそうだ。帰宅後に調べてみると家島諸島だけで何十社もあるようで、改めて驚かされた。ともあれ予定通り3島を訪問、一昨日の淡路島とあわせ兵庫県の離島訪問は完了した気がする。
姫路港 0730
(船)
★男鹿島 0755/1030
(船)
★坊勢島 1040/1335
(船)
★家島(網手あで) 1345
(遠回り徒歩8㎞)
家島(真浦) 1545
(船)
姫路港 1612
本日の走行距離:約16km
ビジネスインふじや 連泊
このあと10月10日に名古屋まで走り、ライブ鑑賞して泊まり。11日に頂いたホイールを保管のため倉庫に立ち寄ったのち自宅まで走り、8日間のツーリングを終えた。考えてみるとジェミニでこれだけの期間を旅した記憶は殆どなく(ファーゴでは何度もあった)、良い思い出になった。
約1,500kmを走った結果、かねて怪しかったキャブレターの不調が顕在化し、高速で立ち往生すら頭をよぎったが何とか帰還、さっそく整備工場に連絡し、入庫の調整を行った。