TVアニメシリーズや劇場版など何作も作られてきた「C・H」だが、飽きもせずと言うか何で今の時代にと言うか、新作が発表されたので観に行った。こういう客が居るから制作されるんだろうな。
オープニングは悪ふざけの極致。あれ、観る映画間違えたかなって。そのまま前半はギャグパートが多く、正直ちょっとくどい。そして後半のシリアスモードになるとハードアクションの連続、新キャラが良い味だしてる。
北条司みたいに繊細な線と描き込みが多く上手な人のアニメ化って、大抵うまくゆかない。残念ながら「C・H」もそうか。キャラクターデザインも動かすのも、難し過ぎるのだと思う。それと、本作のアニメってどうも声とキャラクターに違和感がある。演技の上手下手もあるのかもしれないし、声優さんがお年を召してきたせいもあるだろう。本作で一番しっくり来たのが新キャラだと言うのは皮肉。
エンディング曲はド定番の「Get Wild(TM Network)」。刷り込みでイイのか、元からイイのか、定かではないけどイイ。昔はさほど思わなかったけど、いま聴くとTMのサウンドって作り込みが凄い。気付かなかったことが恥ずかしい。
2023年9月14日 川崎・チネチッタにて