ガルパン最終章第4話、2回目の鑑賞はあえてLIVE ZOUNDではない回を選んだ。映画によってはクリヤな音質であるこちらの方が良いのだが、さすがにエンジン音や砲撃、衝撃のオンパレードであるガルパンにあってはLIVE ZOUNDの方が相性が良いようだ。
それにしてもこの第4話、過去最高の造り込みとスタッフが自慢していたようだが少々映像の展開が速すぎるのではないか。疾走、スピード感あふれると言えば聞こえは良いが観客は目が付いてゆかず、砲撃戦でどれがやられたのか、現状どういう損耗状況なのか把握できない。前回そう思い、それは自分がジジイだからだろうとションボリしていたのだが、今回終了後の退場時、「速すぎて良くわかんねぇけど勝ったんだよな」と言う複数の声を耳にしたので少し安心した次第。観客の目が追い付かないことが制作の目標だとしたら失礼が過ぎる。水島監督の意図がそうでないことを切に願う。
2023年10月20日 川崎・チネチッタにて