今日は雨の日曜でしたが、例のクルーズ船対応アルバイトでした。
まだ就業回数は片手を超えた程度ですが、それでも現場に立つとこの仕事について色々と気付くことがあります。それは「どうすればお客様はストレスを感じずに利用できるか」「どうすればスタッフはストレスを感じずに就業できるか」の二点に集約されます。
一緒に働いた人たちと隙間時間に情報交換した限りでは、私が登録している会社は業界内でも良いところのようです。待遇しかり、現場管理しかり。それでも、自分から見ると色々と「こうすれば良いのにな~」と思う点があります。船により、また客数により対応が変わる部分があるので、たった一つ「これ」と言うスタイルを作れないことはありますが、不変な部分はあり、変わるにしても変更のプロセスは同じであるはずです。そこの確立が完全ではない。こうしてみると、自分は割としっかりした会社で管理職を務めてきたのだと改めて思います。
では、現場の改善をどうしてゆくか。どういうルートで提言してゆくのか。やりません。そこまでの作業は求められておらず、それほどの賃金は頂いていないからです。オーバーリーチは他を喜ばせても、自分の収入にはつながりません。リーダーや社員さんに「使える人だ」と評価いただけるかもしれませんが、給料は全員一律なのです。それを承知で頑張るほど、お人よしにはなれません。幸い非正規雇用にそこまで求める非道な会社ではないようなので、ドライに対応できるのはありがたいです。リーダー担当になれば時給100円くらいアップするようですが、増える業務や責任に対し正当な対価とは思えません。思うに、社員であれば昇給も昇格もあるかもしれないし、少しはそういう気になるのかもしれません。非正規雇用者の割合を増やす企業は、やはり作業の質のレベルアップがしにくいのではないかと考えた帰り道でした。そう言っても頑張っちゃうのが多くの日本人であり、それが日本の良い点と評価されてきたことは本当に正しいのでしょうか。
「物言わぬは腹ふくるるわざなり」とならぬよう、あまり考えずに淡々と仕事をこなすほうが、精神衛生上よさそうです。