日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
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【本】増田彰久著 「カラー版 近代化遺産を歩く」(中公新書)

2023-10-26 20:00:00 | 本・映画・展覧会

 「近代化遺産」とは、明治以降で戦前までに建てられた、造られた構造物と本書では定義している。人目に付き保存されやすい建物ばかりでなく、例えばトンネルや橋梁橋脚、ダムなどを含み、実に自分好み。中には送信所のアンテナなんていうのもある。

 種類ごとに著者が取材して回った各地の遺産を、きちん撮った写真と建築建設の背景まで含めた解説で紹介した本書を読んだのちは、この目次ページをコピーして「訪問つぶし」をしたくなったが思いとどまった。国や地方の文化財指定を受けないもののなかには、取り壊されるものが多い。できれば一時でなく、永久に留めたい姿であるが維持管理の問題を考えると無茶も言えない。せめて本書のように、きちんとした写真で残すしかないのか。

 2023年10月19日 実家より戻る電車にて読了

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2023年10月16日 【ハイク】駅からハイキング#0223006 人気の低山ハイク~湘南アルプスを歩く・高麗山から湘南平へ~

2023-10-26 06:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク

 夏の酷暑期を過ぎ、再び「駅ハイ」が開催されるようになったので、神奈川県コース制覇を目指して参加することにした。先日のスマホ買い替え時にデータセーブと言うかID/passwordを控えるのを忘れゼロからのスタートになるかと思ったが、ちゃんと情報をパソコンにメールしていた。めでたしめでたし。と言っても前にやらかしているため、実績たった3回なのだが。

 今回のスタートは大磯駅、実家へ行く途中下車しての参加。そしたらですよ、スマホアプリがGPS信号と連携しない。そうなると参加記録を残せない。スマホを再起動しても、アプリをインストールし直してもダメ。諦めて「非公認ウォーク」にすることとした。秋冬シリーズの緒戦で躓くとは。

 コースの一部は「関東ふれあいの道」と重複する。調べてみたら、歩いたのは<a href="https://blog.goo.ne.jp/superflyer/e/81b0d0d0b21d57da4df4ede934cc17f2">2013年8月</a>のこと、ちょうど10年ぶりの訪問となる。

 大磯駅から少し下って国道1号線に出、東進して旧東海道へ分岐。再び合流する化粧坂までの区間は、道幅がありながら白線はなく、松の木もそこここにのこっており往時の風情が少しは来採っている。高来(こうらい)神社に逸れ、境内を通り抜けるといよいよ山道、指示通り女坂を往く。平坦な海沿いからポコンとお椀を伏せたように見える通り、なかなかの急坂で息が切れるのは勾配のせいか、運動不足のせいか。神社と字の異なる高麗山だが、こちらは「こまやま」と呼ぶのは不思議。

 ちょっとしたアップダウンに足を掬われそうになりながら湘南平へ、快晴で眺めは抜群(写真左上)。ただし電車からは綺麗に見えていた富士山は、この時間は雲の中。折返し、山を下るルートは「関東ふれあい」とは異なる。途中の横穴群(写真左下)は、穴もあることながらよくこんな山奥までやってきて埋葬したとの感が強い。

 下って再び国道1号に出ると、大磯駅を少々通り過ぎてから海辺までさらに下る。少し前に綺麗に造られた建物の2階がおしゃれなカフェ(写真右)、パンケーキ等がメインらしいがロコモコ丼があったので、ちょうどお昼時でもあり地ビールと共に頂く。直ぐ斜め前には、魚料理でいつも行列の「めしや大磯港」がある。

 ゴールの大磯駅までのルートはほぼ戻り、ここは一考した方が良さそう。国道1号沿いに以前から気になっていた蒲鉾店があり、1枚でも売ってくれると聞き蒲鉾とはんぺんを購入。はんぺんと言っても真っ白いフワフワしたやつではなく、静岡の黒はんぺんに通じる感じの練り物だった。

 「夏休み」を経て久しぶりに、しかも山道を含んだ歩きは、実際の距離以上にきつかったが、そのぶん充実感があった。これから年末まで、神奈川には6コースが設定されているので、完全踏破を目指したい。

 本日の歩行距離:約7.5km
 駅ハイ通算距離:約34.5km

 

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