昨夜に九州から戻ったばかりだと言うのに、今日も早朝からお出かけ。元会社の鉄道旅行好き仲間7人で青春18きっぷをシェアして静岡市へ。途中で下車しつつ仲間と合流、あとは熱海で乗り継いで目的地へ。事前に希望を出し合い、ほぼ要望を網羅したプランで回っていった。
(1)岳南電車
東海道線を通ることはあっても、岳南電車に乗るのは21世紀になって初めてかもしれない。前に乗った時は元東急の5000形だったような…。一日乗車券を買って吉原から元京王3000系で終点の岳南江尾まで行き、直ぐに折り返して岳南富士岡で下車、「がくてつ機関車ひろば」を見学。保存されている貴重な電気機関車群と富士山のコラボショットが撮れた(写真上左)。元京王5000系で吉原へ。
(2)清水の海鮮
清水駅から歩いてアクセスできる海鮮市場で早いランチ。それでも人気店は30分待ち。人数が多いため、二手に分かれた。自分の入った店は刺身定食にマグロのカマ揚げが付き旨かった。
(3)静鉄電車
ちょうど静岡マラソンの開催日、ゴールが清水駅前で駅は近いのに道路が封鎖され苦労しアクセス。静鉄も久しぶりの乗車。前回は1000形に乗ったが、今回はA3000形(写真上右)。しかし何だって「A」なんて付けたかね?
(4)静岡県庁富士山展望ロビー
別館21階にある無料展望台から、眼下に駿府城。富士山は頂上付近に雲で残念(写真下右)。区画が分かれているため解放感にはやや欠けるが、それでも無料開放はありがたい。
(5)駿府城公園
徳川家康終焉の居城でもある(写真下左)。考えてみると足を踏み入れたのは初めてだったかもしれない。公園内では遺構の発掘作業が行われており、仮設の資料館で出土品のいくつかが見られるほか、石垣の積み方や刻印に関する知識なども得られた。
駿府城は今や日本で唯一らしい、堀を周回できる城。遊覧船があったので乗ったところ、7名で貸切状態だった。低い目線から石垣や櫓を観察できたほか、四季の様子や城にまつわるあれこれを船頭さんから聞くことができた。ちなみにこの船、ごく低い橋を通過するギミックが装備されている。元は松江の(堀川)遊覧船だったのを譲り受けたものだそう。
(6)静岡おでん
歩き疲れたので歴史博物館見学は諦め、駅で軽く飲んでから帰ることにした。有名な静岡おでん、浜松餃子などをつまむ。
静岡からは熱海ワンストップで帰宅できる乗り継ぎ。だが乗った列車は5両編成トイレなし、飲んだのでトイレが普段以上に近い。沼津の5分停車まで何とか持ち堪えたが、1名が乗り遅れ。18きっぷは複数枚をシェアしており、熱海で解散。自分の分の同行者と東海道線グリーン車で帰宅した。
天気に恵まれ、意外にも新鮮な気持ちで過ごすところばかりで良い小旅行だった。参加者の満足度も高かったようで、幹事としてホッとした。(おわり)