日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
お気軽にコメント下さい。

【本】加賀山耕一著 「お遍路さん」(平凡社新書)

2017-09-14 19:43:07 | 本・映画・展覧会
 四国八十八ヶ所巡りをするのは長期的な課題だと思っている。それが在職中に分割で行くのか、退職して一気に回るのか、回るなら交通手段は何か。考えるだけでも楽しく、始まってしまえば苦しいのだと思う。

 本書は過去に2度「歩き遍路」をした著者によるもので、日々を綴った旅日記でも学問的な遍路解説でもなく、その両方の性格を持つエッセイ的読み物と言ったら軽い評価すぎると怒られるだろうか。そもそも遍路とは何か、全く知らない人が読むと少し解らない部分があるかもしれない。少しは知識のある人、実際に歩いた人、遍路はせずとも四国を旅した人なら「ああ」と頷ける部分は少なくないだろう。

 さて、いつ「修行」したものか。

 2017年8月30日 自宅にて読了
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2017年8月30日 シーズン一度はオープンエアで

2017-09-14 06:51:21 | ノンジャンル
 昨年ビアガーデンに行った友人夫妻と「今年も一度くらいはオープンエアで飲みましょうかね」と夏も終わりの「外」食。旅行のお土産を忘れずに持参して。

 料理が揚げ物やBBQとなるビアガーデンは止めて見つけた店はイタリアン、そんな店あったっけと思いながら現地へ行ってみると、以前は中華料理店だったところだった。道理で。案内されたテラス席は2,3テーブル、幸い他の客は全てインドアだったので我々でスペース独占、外でやっているストリートライブが丁度よいBGM。

 料理はカルパッチョや生ハムの前菜に始まり彩りも鮮やかな品々、メインの鶏は皮がパリッと焼け中はほんのり赤味が残る火加減、シンプルな塩味が絶妙な加減でされており実に旨い。飲み放題のドリンクメニューも豊富、ワインは軽めだが安っぽくない味で良い感じに料理にマッチした。映画館のすぐ傍にあるので、今後は見終わって一杯+一品つまんで帰るなんて使い方をしてみたいと思った。

 夏の旅行の話から航空業界裏話まで、話は尽きなかったが眠さには勝てず、明日も早朝から行動のためお開きとした。今回の標語「SS6でグアムへ行こう!」(謎)

 今日の会場:川崎・THE GRILL MARKET
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【本】税所篤快著 「前へ ! 前へ ! 前へ ! ― 足立区の落ちこぼれが、バングラデシュでおこした奇跡。」(木楽舎)

2017-09-13 20:50:23 | 本・映画・展覧会
 タイトルに偽りあり!とは言い過ぎか。著者は進学校での落ちこぼれかもしれないが、決して区内での落ちこぼれではない。でなければ一念発起して塾に通ったくらいで早稲田大学に合格できるもんかね。そもそも進学校に合格できるもんかね。そして学業では落ちこぼれたかもしれないが、類い稀な行動力で仲間を、先達を、重鎮を巻き込んで事業を成し遂げた。少なくとも本書を書いた時点で著者は決して人生の落ちこぼれではない。なのでヤンキーや引き篭りが大逆転!と言うストーリーを期待すると大外れとなる。

 サブタイトルはさておき、本書は大学在学中にとあるきっかけでグラミン銀行の活動とユヌス博士を知った著者が、自分も何かやってみたいと友人と共同でバングラデシュに向かい、貧しい農村の高校生に向けたDVDによる遠隔授業プロジェクトを実現させるまでの物語。気になる点は多々あるものの、若さ+バカさ故の行動力には感心以外ない。遠回りしたり、間違えて人に迷惑をかけたり、病気で倒れたり、色々あるけど見事に実績(受講した高校生の過半数が首都ダッカの有名大学に合格)をあげたのだから、結果オーライでは流しきれないとしても多少のトラブルは許されるのかなと思う。

 著者の試みがその後どれほど拡大し根付いたか、著者の手を離れて現地のスタッフに委ねられたかで、著者の行動の成果が一過性のものだったのか「改革」の口火だったのかが判るはずだが、どうだろうか。有能な人材が育つことは国益にも適うはずだから、国の事業となれば万々歳な気がするが、そうはゆかない事情でもあるのか。「後日談」を読んでみたい。

 2017年8月29日 自宅にて読了
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2017年8月29日 【仕事】夏の終わりの屋形船

2017-09-13 06:48:43 | 仕事
 会社関係の方から屋形船の招待券が当ったからとお誘いを受け(注:接待ではないです)、久しぶりに乗ってきた。桜木町駅近くの船着場(写真)を出航、平日のためかピークを過ぎたのか乗客は多くなく、10人ほどのグループ、4人連れ、そして我々の3組。そこそこの混み具合で丁度よい。ガラガラでも淋しいですからね。

 動き始めてすぐに停船、お食事開始。枝豆、鶏唐揚、刺盛、金目煮付、船内揚げの天麩羅、冷やしうどん、西瓜、以上だっけな?同行者があまり食べず殆ど自分が食べたので超満腹…勿体無くて残せない性格も考えものだ。そのぶん、飲み放題だがアルコールは控え目に。

 1時間近く停船して食事が済む頃エンジンが掛かって発進、みなとみらい地区から海上保安庁桟橋を回りこんで山下公園、大桟橋まで回遊。水面近くから見上げる「ロイヤルウイング」と「氷川丸」は何れも大きく感じられ、特に「ロイヤル」はベテラン船のため早めに乗ってみようと改めて思ったのだった。港内遊覧の「マリーンルージュ」「マリーンシャトル」等を含めどの船も綺麗に電飾が施され港内の景色は華やか。夜の遊覧もまた楽し。

 きっかり2時間の遊覧を終えて下船、お礼に野毛あたりで一杯奢らせて頂こうと思っていたが猛烈に眠くなり、申し訳ないが「食い逃げ」とさせて頂いた。

 本日の屋形船:すずよし
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【本】マイケル・ハリス著/三宅真理訳 「ぼくたちは水爆実験に使われた」(文春文庫)

2017-09-12 20:47:27 | 本・映画・展覧会
 夏休みの旅先・マーシャル諸島は1950年代に米国が大量の核爆発実験を行った場所。本書は出かける前に読むべきだったが後手になってしまった。何となく島を追われた地元の子供の話かなと思ったのだが大間違い、現地に配属された米海軍兵士の手記だった。

 何もかもがひどい。組織の対応も、配属された人間のレベルも。著者には申し訳ないが、各部隊で扱いに困った厄介者ばかり集めて送り込み、間接的に人体実験に使ったのではないかと思える。そんな連中だからか、現地でもいじめやケンカが多発する。著者は数少ないマトモな人間だったのだろうか?軍隊ってどこもこんな側面があるのだろうか?

 原水爆実験と軍隊、2つの意味で酷さを知らされた。マジュロの博物館で見た、住民の強制移動や実験時の巨大なキノコ雲の記録写真を思い出した。せめてもの救いは、告発書でもある本書が発禁にならず、また翻訳され自分に届いたことだ。

 2017年8月27日 三重から戻る東海道線車中にて読了
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2017年8月3日 【食べ物】いきなり!プラチナ

2017-09-12 06:33:43 | 食べ物・飲み物
 すっかり書くのを忘れていたが、よく行くステーキチェーン「いきなり!ステーキ」では会員カードを発行している。その名も「肉マイレージ」。マイレージ、胸躍るネーミングだ(笑)。そこでランクアップし「プラチン」会員になった。(写真・上がそれまでの「ゴールド」)

 マイル(ポイント)加算のルールはシンプルで、支払い金額に関係なく食べた肉の量。グラム5円だろうが10円だろうが同じと言うのは、最近のホテルやエアラインの加算トレンドとは違う。消費金額に応じ10円1ポイントとかの方がフェアじゃないかと思ったりもするのだがそれはさておき、今回晴れて「プラチナ会員」に昇格した。累計20kgの肉を食べたってことですね。しかし、次は累計100kg…今のペースで食べてもあと4年くらい掛かるんじゃ?モチベーション上がりませんな。

 思うに、現在の会員ランクと達成条件の設定には問題がある。もう少し細分化し、モチベーションを刺激できるレベルを細かく設定した方が良いのではないか。現在は「平」「ゴールド」「プラチナ」「ダイヤ」の4種類だが、「ブロンズ」「シルバー」を設け、「ゴールド」「プラチナ」は達成レベルを引き上げるが、旧資格保有者は既得権を認める。こんな感じでどうかな?何はともあれ、今日も美味しくいただきました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【本】スタジオワーク著 「建築デザインの解剖図鑑」(エクスナレッジ)

2017-09-11 20:29:32 | 本・映画・展覧会
 人から借りた本、図書館で予約していて順番回ってきた本、図書館になく自分で買った本、ちょっと洪水気味。夏休み以降は家に帰ってからも本を読んでる時間が多く、おかげでようやく「積ん読」状態が解消されてきた。ふぅ。

 今回の本は一風変わった解説書、町歩きをしていてその気になれば解る、今に残る建築のさまざまな技法や特徴について、豊富なイラスト(実例含む)入りで解説している。読んで内容を全部憶えていたら町歩きも数倍楽しく…いや、かえって観察に疲れてしまうかもしれない。

 本書に記されていた内容のうち知っていたのは6,7割か。最近あまり町歩きなどしないが、何かの機会にふと本書を思い出せたら良いなぁ。

 2017年8月26日 「こだま631号」車中にて読了
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2017年8月27日 【旅行】三重は見えたか中尾ミエ

2017-09-11 06:30:35 | 旅行・ハイク&ウォーク
 昨日は長良川鉄道に乗り、名古屋から松阪へ移動して宿泊。実は四日市に泊まりたかったんだけど四輪のビッグレースが鈴鹿であるためか宿に空きがなく松坂まで来てしまった次第。ともかくこれで楽天「たびレポ」三重県が埋まり、本州残すは奈良県のみ。

 さて今日は何をしようと考えたら災害で不通になり廃線かと思われたが見事に復活したJR名松線があるのを思い出し、朝イチの便で往復(写真)
。本当は夕方に名張からバスに乗って伊勢奥津、そして名松線で松阪としたかったけど時間の都合で仕方ない。本当に30年ぶりくらいで乗ったが、何で復活させたのか正直わからなかった。家城では手前過ぎるかなら、伊勢鎌倉あたりで折り返しても良いじゃん、どうせ通票(タブレット)閉塞で一列車しか入れないのだから…レールファンとして復活は喜ぶべきなのだろうが、何か裏事情がありそうで素直に喜べなかった。

 今日は「青春18きっぷ」を使って自宅まで戻るつもり。なので松阪に戻り津へもJR。バスで三重県総合博物館へ行き見学、ちょうど夏休みの企画展で三重の鉄道特集をしており、近鉄の改軌ドキュメントビデオは面白かった。今日も指定を取っていた快速「みえ」で名古屋へ、コーヒーブレイクの後いざ東上!いきなり立つ羽目になり気分がブルーになるが幸い次の駅で座れ、豊橋でも浜松でも座れたので「夕飯休憩」は入れずどんどん乗り継いで帰ることにした。浜松駅で買った弁当はロングシートの車内では食べられず、沼津からグリーン車に乗ってようやくパクついたのであった。道中は読み物、観る物をたっぷり仕込んでおいたので飽きずに済んだとは言え名古屋からたっぷり6時間、疲れていないようで疲れた気もする。(おわり)

松阪 0732
家城 0811/0825
伊勢奥津 0859/0935
松阪 1101/1104
津 1127
*** 三重県総合博物館 ***
津 1405
(快みえ14号)
名古屋 1506/1617
(新快速)
豊橋 1710/1723
浜松 1758/1810
沼津 2017/2036
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【本】アホウドリの糞でできた国

2017-09-08 19:55:24 | 本・映画・展覧会
 太平洋の島々、どこへ行こうかと検討した中にはナウル共和国の名前もあった。が、戦跡第一にしたのでマリアナとかマーシャルの優先度が高かった次第。そのナウルについて書かれた本は多くない。本書は絵本ちっくにナウルの紹介をした本。巻末に最新(と言っても2013年だったかな?)情報とナウルに行った旅人たちの座談会の内容が収められており、ちょっとしたガイドブックとしても使える。

 要するにナウルってのは鳥の糞でできた燐鉱石で金持ちになったは良いが国民は堕落し、資源の枯渇に真剣に取り組まなかった挙句いまでは破綻寸前の国家ってことだ…ひでぇ。ただ、この国は燐鉱石での儲けを一部特権階級が独占したわけでなく、割と国民に等しく還元したんだそうで。それじゃ国民は働かなくなりますわね。いま島で働いているのは周辺の島国から来た人とか台湾系の人々らしい。国家が破綻しようが人々は生活態度を改めない、南の島はそれでも生きてゆけてしまうのだろう。

 夏の旅行の帰りの飛行機がポンペイに寄ったとき、ナウル航空の機体をみた。ナウルからマジュロ、ポンペイ、グアムと飛ぶ空路を開設中だがポンペイ~グアム間が未認可なのだと。就航すればグアム経由でナウルってルートもできる。いやー、オーストラリアに吸収合併される(マジで可能性があるんだとか)前に行っておきたいッス。

 2017年8月25日 通勤電車車中にて読了
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2017年8月26日 【旅行】岐阜のお食事列車を訪ねて(その4・長良川鉄道「ながら」編)

2017-09-08 06:56:14 | 旅行・ハイク&ウォーク
 養老鉄道「薬膳列車」、樽見鉄道「薬草列車」、明知鉄道「寒天列車」と岐阜の3私鉄で個性あるお食事列車に乗ってきましたが、そこに加わったニューフェイス・長良川鉄道「ながら」に乗る機会がようやくやってきました。なかなか週末にチケットが取れなかったのです。

 格安企画券「ぷらっと」利用のため始発の「こだま631号」グリーン車で名古屋へ。在来線特急「ひだ」に乗り換え美濃太田へ。そう言えばこの列車のキハ85系もそろそろ30年選手で結構なお年。いよいよ置き換え車両の製作が始まるようです。岐阜で大阪からの編成と併結しましたが、まだ関が原を越える昼行特急が残っていたんですね…なくなったのは「しなの」だけでしたか。

 美濃太田で長良川鉄道に乗り換え、いよいよ「ながら」に乗車します。個人的にはあちこちで乗った「水戸岡デザイン」ですが、ローカル線の駅にぽつんと停まっていると存在感があります。内装も然り、普通の乗客なら思わず「わぁっ」っと歓声を上げてしまうでしょう。良く観ると「ななつ星」では木だったところがプリントになっていたり、雰囲気を壊さずコストダウンした苦労が垣間見えます。仕方のないことです。2両編成のうち1両は食事なし、ボックスシート主体でこちらなら気軽に乗れるでしょう。

 ですが、この列車で食事をとらないのは勿体無い!乗った後なので言えます。「ななつ星」は別格として、これまで各地で走る「お食事列車」には色々と乗って来ましたが、「ながら」の料理レベルは屈指を誇ると褒めて差し支えないでしょう。しょせんは車外調整の弁当積み込み、なのですが彩り、味、量とも十分なものと感じました。ただし日本酒用のガラス猪口は重くて据わりは良いが量が入らず、けっこう揺れる車内で何度も注ぐのは面倒くさかったので改善して欲しいところです。

 郡上八幡に到着、お食事車両はここで切り離し、座席のみ車両はそのまま北上してゆきます。車両を移動して全線乗車を目論むか、郡上八幡の町歩きを楽しむか。今回は後者を選択しました。車内で配られた引き換えクーポンつきマップを片手に町並みを眺めながら散策、地ビールや飛騨牛コロッケ、和菓子に地酒。十分です。旧八幡役場と資料館を見学しました。

 帰りはちょっとしたハプニングがありましたが何とか挽回、三重県松阪まで行って泊まりました。

 ホテルAU松阪
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする